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使える脳の鍛え方:6章ポイント整理 [勉強の効率化]

引き続き、使える脳の鍛え方から、実践への活用ポイントを整理します

「6章:学び方を越える」ポイント整理
【情報処理の特性によって学び方を変えるべきか?】
・指導法がその好みに合えばよく学べるという説には反対する。
・我々が重視しがちな、例えば言語的または視覚的な学習法の違いは実際には意味を持たない。
・学習法のモデルは膨大で、資料も豊富だが、広く普及しているものに限ってみても、一貫した理論的パターンはない。
・教育で学習法理論の有効性が検証された例は非常に少なく、あったとしても、ほぼ全て有効性を立証できていないか、むしろ完全な反証になっていた。

⇒人間の情報処理のパターンに合わせて学習方法を変える試みは、ぜひ検証を続けて欲しい。ただし、集団塾では情報処理のパターンに合わせた指導をするのは難しいため、情報処理のパターンに囚われずに、誰でも成果が出る指導方法を追求していきたい。

【特性に合わせた指導法より重要な事】
・重要なのは自分と自分の技術をどう評価するか。
・新しい体験の根本にある原則を抽出し、新しい知識をメンタルモデルに組み入れる能力
・学習にとって重要な能力のリストを作れば、言語を自由に操れることと読解力は必ず一番かそれに近いところにくる。

【「知能」とは何か】
・近年の心理学では、人にはそれぞれ二種類の「知能」があるという共通認識がある。「流動性知能」は、論理的に考え、関係を把握し、抽象化し、問題に取り組むあいだ、情報をとどめておく能力。一方、「結晶性知能」は、世界に関して蓄えた知識や、過去の学習や経験で培った手順やメンタルモデルを指す。
・心理学者の「ハワード・ガードナー」は人には8種類の違った知能があるという説を唱えた。
・心理学者の「ロバート・J・スタンバーグ」の知能モデルは、「分析的」「創造的」「実践的」の三つ。スタンバーグの理論は、ガードナーの理論と違って、実証研究に裏付けられている。「分析的知能」は、典型的にはテストのような問題を解決する能力。「創造的知能」は、新しく特異な状況に対処するために、すでにある知識や技術を応用する能力、「実践的知能」は、日々の生活に適応する能力、言い換えれば、特定の環境で必要とされるものを理解して実行する能力。
・標準化されたテストは、継続的な学習過程でつとが実施された時点での「静的」な評価しかできないので、潜在能力を正確に測れない。三つの知能モデルに合わせる形で、スタンバーグとグリゴレンは、静的なテストから「ダイナミックテスト」への転換を提案した。
・ダイナミックテストは、弱点を発見し、改善する事を助ける。
(ステップ1)実体験か、筆記試験で知識や技能の足りない部分を知る。
(ステップ2)省察、間隔練習、その他の効果的な学習法で集中的に能力を高める。
(ステップ3)また自分でテストし、何がうまくなったか、そしてとくに、何の練習が足りないかに注意を払う。

⇒スタンバーグの3つの知能と「ダイナミック・テスト」についてはより詳細を調査したい。「流動性知能」と「結晶性知能」についても合わせて調査する。

【メンタルモデルを作る「構造構築」】
・「構造構築」とは、新しい素材に出会った時にそこから顕著な概念を抽出し、一貫した精神的な枠組みを作る行為。この枠組みは、「メンタルモデル」「メンタルマップ」と呼ばれる事もある。この構築力が高い学習者は、低い学習者より、新しい素材をよく学ぶ事ができる。
・「構築力」の高い学習者は、基礎的な概念や重要な構成要素を見極め、新しい情報を整理して、より大きな構造や既存の知識に加えるか、それとも脇によける技術を発展させる。「構築力」の低い学習者は、大きな構造がなかなか理解できず、どの情報を維持し、どれを捨てるべきかがわからない。
・「構造構築」は、あるものが既存の知識に当てはまるか、能力や特別な意味合いを加えるか、それともわかりにくくしたり負担を増やしたりするだけかといった判断を、意識的または無意識的にするひとつの訓練。
・認知の違いをもたらす「構造構築」についての理解は、まだ初期段階。構築力が低いのは認知メカニズムの不調のせいなのか、あるいは、構築力を自然に身につけられる人もいれば、教えられないとわからない人もいるという事なのか。読者が主要概念に注目しやすくなるように、質問がテキストの中に埋め込まれていると、構築力の低い人の学習効果も、構築力が高い学習者と同等のレベルまで引き上がる事がわかっている。
・何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを振り返り、次はどんな別のやり方を試してみるかといったことを考えれば、主要な概念を特定してメンタルモデルを作り、学んだ事を将来改善して応用する役に立つ。

⇒「構築力」が低い学習者を引き上げるためにはどうすればいいか?を具体的に検討し実践していく。「構築力」が高い生徒が、どのようにして「構築力」を身につけたのかを探る事も、「構築力」を高めるヒントになりそう。また、「構造構築」を意識的に行う事も「構築力」を鍛える事につながりそうなので、振り返り(省察)の時間の指示に活かしていきたい。まだ、明確ではないが、講師の構築力が高ければ、それを真似する形で生徒の構築力も磨かれるのではないかと考える。

【「規則学習」とは何か?】
・認知に関わるもうひとつ重要な事は「規則学習者」か「先例学習者」かということ。「規則学習者」は、根底にある原則や学んでいる事物を区別するための「規則」をみつけようとする。一方、「先例学習者」は、原則より過去の例を憶えている。見慣れない問題に出会うと、分類や解答に必要な規則を持ち出せないので、たとえ新しい問題ととくに関連がなかったとしても、思い出せるなかでもっとも近い例から答えを導き出す。
・「先例学習者」も、一度に一つの例ではなく、二つの異なる例を比較するように指示されると、原則を抽出する力が向上する可能性はある。
・構築力の低い学習者や先例学習者より、構築力の高い学習者や規則学習者の方が学んだ事を新しい状況に当てはめる能力に優れていることはわかっている。
・構築力の高い学習者と規則学習者の傾向に相関があるかどうかの問に答えられる研究はまだ行われていない。
・個々の原則を理解し、個々のパーツの集合以上の構造にまとめることができなければ、「知識」は「ノウハウ」にはならない。ノウハウは「実行」を可能にする学習。
・構築力の低い学習者や先例学習者が新しいことを学ぶときには、定期的に立ち止まり、主要な概念は何か、規則は何かと考える。それぞれの概念を言葉で表してみて、関連するポイントを思いだし、どれが重要なアイデアで、どれが補足的なアイデアや意味付かを見極める。

⇒生徒を「規則学習者」にするか「先例学習者」にするかは指導者の指導内容の影響が大きいように感じます。「方程式と文字式の計算の違い」など、二つの事例の比較と規則の言語化を、指導内容に組み込んでいきたいと思います。

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

  • 作者: ピーター・ブラウン
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2016/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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使える脳の鍛え方:5章ポイント整理② [勉強の効率化]

引き続き、使える脳の鍛え方から実践に活用できるポイントを整理します。

「使える脳の鍛え方」5章ポイント整理②
【ダニング=クルーガー効果】
能力不足の人は自己を過大評価し、現実と理想の実績に乖離がある事に気づかないので、改善する必用を感じない。気づかない原因は以下の3点。
①否定的なフィードバックを受ける事はめったにない
②失敗した時にはいくらでも外的要因が考えられる
③他者の能力を正しく評価できないため、自分の能力も正しく判断できない。
効果的でない学習法を選ぶ学生ほど自分の習熟度を高く見積もり、誤った自信を持つ結果、その習慣を改めようとしなくなる。

錯覚や誤った判断をしないための対処法は、主観的な判断ではなく、外部の客観的な物差しを基準に用いて、現実世界に即した判断ができるようにする事。

⇒生徒の成績上昇だけでなく、人材育成面でも「自己評価を高く見積もって行動改善できない・しない」という現象は多々見られます。否定的なフィードバックを受け入れるだけの精神力を持っている人も少なく、対応が難しいところですが、「モデリング」が一つの突破口だと考えています。現在実施している「5分間作文」「生徒のノート」など、成果が出ている生徒に関するものをどんどんコピーして配布しています。「なぜこの生徒が成果が出るのか」「このノートの何がいいのか?」などの評価を加える事で、個々の行動改善につなげやすいと考えています。「実際に成果が出ている生徒とその勉強法を可視化する事」が、「外部の客観的な物差し」に対応するのではないかと考えています。

【最適な想起練習とは何か?】
・一番重要なのは、本当に知っていることと、知っていると思っていることを検証するために、テストと想起練習をまとめて行うこと。
・2・3回正しくできただけで、課題をテスト範囲から外してはならない。重要な事は何度も繰り返し練習する必要がある。
・教材の内容をうまく説明できるかどうかは、理解度を知る上ですぐれた手がかりになる。記憶の中から顕著な点を思いだし、自分の言葉に置き換え、なぜ重要なのか、より大きなテーマとどう関連するかを説明しなくてはならない。
⇒現在勉強法で指示している「ポイント整理」「解答解説作成」「5分間作文」「小テストによる想起練習」は、学力向上にとって、どれも欠かせない不可欠な要素だと考える。特に、「自分の言葉に置き換える」「過去に学んだ事との関連付け」など、実践している生徒へプラスのフィードバックを与え、習慣化につなげていきたい。

【フィードバックの重要性】
・心理学者のデイビッド・ダニングは他者との関わりを通じて自己洞察が得られると言う。
・本当に重要なのは、どんなフィードバックが受けられるか。周りからプラスの評価を得ているか、能力を正しく反映した報酬をもらっているか。他の人たちを見れば、他にもっといい方法がある事に気づくことも多い。同僚や仲間からの評価は個人の成績にフィードバックを与え、客観的な判断の指標となる。
・何を知っていて、何を知らないかという感覚を検証するにもっとも有効なフィードバックは、現場での失敗。ただし、それを乗り越え、教訓を学ぶだけの感受性がある事が条件になる。
⇒現在実施している、他の生徒の「5分間作文」や「ノート」を見せて真似する事を勧める「モデリング」は短期間で生徒の行動改善につながっている。また、モデリング対象となった生徒自身も、さらに質の高い勉強をするようになる効果もある。ただコピーを配布するだけではなく、「なぜいいのか?」「なぜ成果につながるのか?」のフィードバックを明確にする事でより効果的になりそう。また、現在国語の記述問題で指導に取り入れ始めたのが、「どんな頭の使い方をして解答に至ったかを記述させる方法論」。全生徒の頭の使い方と、講師の頭の使い方をコピーして配布。検証する事で、短絡的に解答に至っているいる生徒の行動を改善できるかどうかに挑戦したい。

今後の追求予定
・「ダニング=クルーガー効果」の詳細と、その克服方法についてもう少し詳細を知りたい。
・デイビッド・ダニングの言う、他者との関わりを通じて自己洞察が得られるとは、どういう事か、また、自己洞察と学力向上の関係について調査したい。
・国語の記述問題で「思考の可視化」という方法論は、効果的かどうかの検証。

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

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塾需要はどうなる~成果を出せる指導者がいるかどうかが問われる時代に~ [マーケティング]

学習塾・予備校市場規模はここ数年ほぼ横ばいの状況のようですが、今後の少子化の進行を考えると厳しい競争になっていく事は明らかです。

個別指導塾の市場規模が微増傾向、アダプティブラーニングなどEdTechの市場規模の拡大も見られるようですが、個別やアダプティブラーニング以上に集団塾に可能性があるのではないかと感じています。今後激化する塾業界の中で勝ち抜く条件を検討していきます。

【幻想価値では集客できない】
今までの塾需要の中心は「不安解消期待」。各事業者が「実績や成績上昇」などの「幻想期待」を振りかざして集客。「合格できるか不安」「このままの成績では不安」といった不安に対し、幻想を抱かせて需要を取り込んできた。各事業者が実績をアピールするのも、「幻想期待」を抱かせた事業者が集客に成功するから。

ただし、10年ほど前から「実績」が引力にならなくなってきた。「学歴」の引力が弱まってきた事や、「実績」という「幻想価値」よりも、「自分の子どもの面倒を見て欲しい」という「面倒見期待」が高まってきた事が原因と考えられる。これが、実績で優る集団塾よりも、個別指導塾が生徒数を伸ばしている要因にもなっている。

しかし、「個別であれば面倒を見てもらえる」「個別に見てもらえば成績が上がる」という「面倒見期待」も「幻想価値」でしかない。実際、面倒見を売りにしている個別塾は、現状市場規模を拡大しているが、実態としては成績を上げられず、月の退塾率は集団塾を大きく上回っている。

ネットでの口コミが当たり前になっている現在、「幻想価値」では商売にならず、もはや幻想を抱かせる事もできない。消費者は「実質価値(本当に成果を出してくれる塾・講師)」を求めており、実質価値は口コミや実際の通塾を通じて容易に見抜くことができ、幻想価値で繋ぎ止める事はできない。「幻想価値」を拠り所にしたマーケティングとセールスでは集客する事ができず、やがて衰退する。

【成績を上げる指導者がいるかどうかが勝負】
個別指導のアルバイト講師では指導力に差があり、成果が出ないと仮説を立てたが、知り合いの個別指導の校舎長に話を聞くと、担当する生徒(約75名)全員の成績を上げる事ができると断言した。彼によると、小テストで気になる結果の生徒はすぐに生徒と指導講師に声をかけ、課題指示とやり切り指導を徹底しているそうだ。また、映像授業の教室でも、担任制度によって、生徒状況の把握と課題指示を通じて成果を出している教室があるそうだ。個別も映像授業の教室も、校舎長や担当講師の力量によって生徒の成果に差が出ているようである。

ここから判断できる事は、同じ塾でも成果が出る教室と出ない教室に分かれる事。「成果を出せる講師がいる塾」である事が、今後の募集活動では極めて重要(幻想価値で引っ張る事はできない)。事業者によって当然異なるが、個別では社員一人あたり100名の生徒を管理し、直接指導する生徒数は少ない。集団塾では社員一人あたり約60人の生徒を管理し、直接指導もできる。講師の課題指示、勉強法(方法論)精度、徹底する指導力によって成果が分かれる。

現段階では、「直接指導」と「担当生徒数」という点で、集団塾の方が成績を上げられる可能性が高いのではないかと判断する。

なお、アダプティブラーニングの弱点は、次々と問題が与えられるが「自分の頭で知識を再構成する手順を挟まないこと」「説明するという段階を踏まない事」から、一部の生徒を除き、長期記憶や実力養成という点で、直接指導の方が成果につながりやすいのではないかと判断する。

参考
塾需要はどうなる?~情報集約~
アダプティブラーニングが思っていた以上に進化していた


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想起トレーニングとしての小テストの活用 [授業運営]

知識を定着させるためには、忘れかけた頃の「想起」が効果的。

そこで、毎回の授業では「小テスト」を実施しています。小テストの内容は「前回の授業内容」と「2週間~1ヶ月前の内容」を実施。2週間~1ヶ月前の内容の復習(想起)は、よっぽど計画的に学習できる生徒でなければ難しく、「小テスト」を通じて、適切なタイミングで「想起反復」できるように設定しています。

また、理科の小テストは点数をつけず、授業内容の再現を重視した形にしています。基本的に全て記述問題で、パターンは大きく2つ。
①単問記述
これまでの授業で扱った問題の中から小テストを出題し、「この問題の答えが2になる理由を説明しなさい」といった形で、理由を説明させる記述問題を出題します。

②単元記述
ここ1ヶ月間ぐらいに扱った単元のポイントを再現できるか確認する出題をします。「物質の分類について説明しなさい」「前線のポイントを説明しなさい」「心臓のつくりについて説明しなさい」といった形で記述してもらいます。

上記の小テストの丸付けは、講師が板書しながら答えを提示し、抜けていた内容を生徒が自身の答案に赤入れしていく形で実施します。点数化はできませんが、小テストを理解度のチェックではなく、「想起反復」の手段と考えると、「単元のポイント」や「答えに至る過程」を記述させる小テストは学力向上につながっていると考えています。


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演劇勉強法~「わかりやすい授業」は生徒が真似して説明するため~ [授業運営]

授業の目的を「理解する事」と考えると、生徒の集中力を維持するのは難しくなります。人は簡単に「わかったつもり」になってしまうもの。授業の目的を「先生の真似をして説明できるようになること」と設定する事で、生徒の集中力は高まります。

そのためにも、「わかりやすい授業」をする事は必須です。ただし「わかりやすい授業」をする先生が必ずしも生徒の成績を上げているとは限りません。「わかりやすい授業」は子ども達を「わかったつもりにさせやすい授業」とも言えます。「わかりやすい授業」をする目的も、子ども達が「真似をしやすいように」と考える必要があります。

生徒でも再現できる単純な板書にする事を心がけています。学力状況によって、板書量も調整します。上位クラスほど、言葉を減らしても文と文の繋がりを補う事ができるので板書量は少なくします。板書は生徒が再現して説明する時の台本。授業は演劇の練習のようなイメージです。あまり一般的ではないようですがこれを「演劇勉強法」と名づけています。まず講師が演じ、生徒が再現する。

思考力を鍛える授業運営はまた違うアプローチになりますが、「知識を身につける」ためには「演劇勉強法」は最も効果的な勉強法だと考えています。


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誰でも成績が上がる勉強法ver2 [誰でも成績が上がる勉強法]

正しい勉強方法で勉強方法で勉強しなければ学習効果はゼロ。正しい勉強方法を実践すれば、誰でも絶対に成績が上がります。

1.勉強のやり方
①問題を解く(数学の場合は途中式を書く)
※途中式を書かなければ、「どこで」「なんで」間違えたのか振返る事ができません。
②すぐに丸つけをする
※すぐに丸付けをしなければ、間違ったやり方が身につき、時間をかけるだけマイナスになります。
③解説を見る(見る、または書きながら手順を追う)
※書いて手順を追うのは間違い直しではなく、あくまで理解をするための補助手段
④質問する(自分で説明できないと思ったら、どんな些細なことでも質問する)
⑤理解する
※一般的には、ここで反復に移りますが、ここで反復に移っても学習効果ゼロ
⑥自分の言葉でポイントをメモ・強調する(自分の頭で再構成)
⑦理科・社会などは「何」「何で」を問題化してメモする
※「物質の分類のポイントは何?」「応仁の乱って何?」など
⑦反復する
※適切なタイミングは1時間後・3時間後・1日後・3日後・1週間後・2週間後・1ヶ月後・3ヶ月後・6ヶ月後・1年後
※最も効果的な反復は「解答解説作成」。「何も見ないで」「誰かに説明するつもりで」「先生になったつもりで」作成する。
※「今日学んだこと」を文章化する5分間作文も効果的

2.授業の受け方
「理解する事」を目的とした授業の受け方は学習効果が低いです。人は簡単に「わかったつもり」になってしまう性質があります。「先生の真似をして説明できるようになること」を目的にする事で、学習効果が高まります。演習中に正解が出た問題や、あとちょとで正解が出そうな問題は、解説を聞く集中力が低下する傾向があります。「できる事」「理解する事」がゴールではなく、「先生の真似をして説明する事」を目的に授業を受け、意識的に「観る」「聴く」事に集中する事が重要です。

①姿勢を正して授業を受ける(肘を付かない)
※椅子を引くと自然と姿勢が正しくなります
②復習要・不要の問題の判断
※授業後に解答解説作成をする問題に印をつける
③ポイントを強調・または問題化してメモする
④「後で・・」ではなく、疑問点はすぐに質問して解決する

(先生なりきり勉強法)
成績を上げるために必要な事は次の2点です
①説明できるようになること
②主体的に学ぶ事
この2点を兼ね備えているのが先生。すぐ後にこの単元を授業する先生になったつもりで授業を受ける事で、自然に正しい授業の受け方になります。


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「使える脳の鍛え方」5章ポイント整理 [勉強の効率化]

引き続き、「使える脳の鍛え方」より、実践への活用ポイントを整理します

5章「知っていると錯覚しない」ポイント整理
・自分の能力を高め、ある分野で秀でるためには、他者の力量をきちんと認識し、自分が何を知っていて何を知らないかを正確に把握し、成果のあがる学習法を選び、進歩を客観的に測定する方法を見つけなければならない。
⇒「メタ認知」の能力(自分の思考を監視する・自分を正確に観察する)を高める事が学力を高めるためには効果的。振り返りの技術を磨く必要があるが、どうすれば精度の高い「メタ認知」が可能になるか検討する必要がある。

・何があったか推測する行為は、自分に誤った情報を与え、間違ったまま放置されると、記憶として思い出す可能性がある。
⇒小テストで宿題と同じ間違いをする生徒が見られるが、「すぐ丸付けをしない」「間違い直しで訂正できていない」など、誤った勉強方法になっている可能性が高い。宿題内容と小テスト内容を照らし合わせて、振り返りをさせる必要がある。また、「5分間作文」でも誤った内容の記載が見られるが、即フィードバックしなければ、誤った内容が定着する可能性があるので対応を検討する必要がある。

・「知識の呪い」
自分がすでに習熟した知識や作業を他の人が新たに学ぶ際に、かかる時間を少なく見積もってしまう。
⇒ベテランの講師がよく陥る現象。宿題のボリュームを見誤る状況がよく見られるので、生徒の実態に合わせた適正時間の把握が必要。また、講師にとっては当たり前になっている「解き方」や「頭の使い方」も生徒にとっては当たり前ではない。「講師がどのような頭の使い方で問題を解いているのか」「なぜそのような解き方をするようになったのか」まで解明する必要がある。これを解明すると、ほとんどが「自身の指導経験」によるところが大きい。つまり、「誰かに教えるために準備した経験」が、解法の定着につながっている。ここからも、「誰かに教えるつもりで勉強する」「先生になったつもりで勉強する」事が、学習効果を高めるためにも効果的である事が伺える。

・聞き覚えのある説明を聞くと、「知っている気がする」ので真実だと錯覚する。
・難しい概念をとくにわかりやすく説明すると、概念自体が実は単純で、自分も最初から知っていたと思いこむ事がある。
⇒授業内で、わかったつもりになって話を集中して聞けていない生徒がみられるが、総じて成績が伸び悩む傾向がある。「理解すること」をゴールにするのではなく。「授業を再現する事」をゴールに設定する事で、授業を見る事の重要性を伝えたい。

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

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アダプティブラーニングが思っていた以上に進化していた [最新教育事例]

一人ひとりの学習状況に応じて適切な問題・カリキュラムが設定されるアダプティブラーニング。IT技術の発達で今後広がりを見せるであろう事は予想していましたが、想像以上に速く市場に拡大していきそうな様相です。

経済産業省の参考資料でもEdtechの代表事例として紹介されている米国のKNEWTONは、日本でも多くの企業と提携して、アダプティブラーニングの可能性を提示しています。

①KNEWTONのアダプティブラーニングの特徴
1.レコメンデーション(次の学習ステップの提案)
一人ひとりの学習者に次に取り組む最適の課題が提示される。

2.アナリティクス(学習状況分析)
指導側はクラス全体の進捗だけでなく、つまずいている学習者や先に進む準備ができている学習者の情報も把握でき、適切なタイミングでの個別サポートが可能。学習者は自分自身の学習進捗を確認することができます。さらに管理者や保護者も詳しい学習状況を知ることが可能。

3.コンテンツ・インサイト
学習者が実際にどのように教材を活用したかを分析した情報を得ることで、出版社や教材提供元は継続的に教材の改善ができるようになる。これにより指導者と学習者のニーズに応じた教材の提供が可能になる。

②KNEWTONと提携している各企業のサービス事例
1.Classi(クラッシー)
ソフトバンクグループとベネッセの合弁会社Classi(クラッシー)が提供するサービス。
学習動画・Webドリル・Webテスト・先生と生徒のデータ共有・先生の指導素材の整理や生徒との共有・アンケート・指導記録・帳票出力・生徒カルテ・校内や校外での情報共有が可能。

2.G-PAPILS(学研)
実力派講師陣による高品質な授業映像を見て学習し、学研がもつ豊富な問題に取り組む。そして、生徒の理解度や学習進度に対して、人工知能(AI)による分析が行われる(学習アナリティクス)。加えて、目標設定に基づき、次に学習すべき最適な教材が選ばれる(教材レコメンデーション)。
また、生徒へアドバイスをして「やる気」を引き出すのが「学習メンター」。「学習メンター」は、学習アナリティクスに応じて、生徒への動機付けの活動(メンタリング)を行う。その手法は、松田岳士教授(首都大学東京)監修によるオリジナルで、生徒の心に響くように伝えることを意図したメンタリングメソッド。

3.Z会Asteria
中学生・高校生、社会人までを対象に、意欲・達成度にあわせて学年を越えて進められる無学年制カリキュラム。達成度にあわせ次々に進めることができ、添削指導も受け放題。iPad1台で学習が全て完結する。Knewton のアダプティブ・エンジンを搭載し、問題を解くごとに、解答の正誤、学習履歴、習熟度などのデータを総合して、受講者にフィットした問題や映像講義が提示される。「英語4技能講座」「数学新系統講座」「総合探求講座」を設置。総合探求講座では、受講生どうしのディスカッションを中心とした協働学習を実施する。

今後の検討事項
ソフトバンク・ベネッセ・学研・Z会など、大手企業がアダプティブラーニングに本格的に足を踏み入れています。アダプティブラーニングではもはや学年は関係なく、習得した技能と意欲さえあれば、どんどん新しい技能を習得し、他者との協働やディスカッションも可能になります。主体性さえあればいつでもどこでも学べる時代になっている事は是非とも生徒に伝えていきたい。そして、アダプティブラーニングが広がった時の講師の役割や、アダプティブラーニングを超える指導技術を磨いていきます。

参考
教育産業の現状(経済産業省)
KNEWTON
Classi(クラッシー)
G-PAPILS(学研)
AIを導入した学研の次世代型個別指導塾G-PAPILSがフランチャイズ展開を本格化
Z会Asteria
e-ラーニング・ラボ

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塾需要はどうなる?~情報集約~ [マーケティング]

今後、学習塾が生き残っていくためには、「進学実績」「面倒見」などの「幻想価値」ではなく、一人一人の生徒が成果を実感する「実質価値」に重きを置く必要があると考えています。

まずは、現在の塾需要に関する情報を集約します。

①学習塾市場規模と個別指導塾市場規模

      学習塾・予備校市場規模 個別指導塾市場規模
2011年   9240億円    4010億円(43.3%)
2012年   9380億円    4150億円(44.2%)
2013年   9360億円    4150億円(44.3%)
2014年   9380億円    4190億円(44.6%)
2015年   9570億円    4290億円(44.8%)
2016年   9620億円    4350億円(45.1%)    
2017年   9620億円    4360億円(45.3%)
※2017年は予測
※明光ネットワークジャパンHPより

②通信教育の市場規模
2011年 1900億円
2016年 1176億円(38.1%減)
※ベネッセホールディングスHPより

③EdTechの市場規模
※EdTech
「Education(教育)」と「Technology(科学技術)」を掛け合わせた造語。2000年代中頃のアメリカ発祥。テクノロジーの進歩・発展にあわせ、旧態依然とした教育現場を、テクノロジーの⼒で⾰新していくことを⽬指すビジネス領域。

2015年 1640億円
2020年 2403億円(1.5倍)

※教育産業の現状(経済産業省)より

④19歳以下人口の推移
2015年  2200万人
2030年 1700万人
2040年 1500万人
2050年 1300万人
2060年 1100万人
になると予測されている。

※学習塾業界(山田コンサルティンググループ)より

概観と検討事項
少子化と言われてはいるが、学習塾・予備校の市場規模はほぼ横ばい。個別指導塾は微増。面倒見と、スケジュールの融通がきく事が市場のニーズに合っているからか。今後、一人ひとりの学習状況に合わせてカリキュラムを適応させる事ができるアダプティブラーニングが注目を集めそう。

参考
業界のポジション・市場の動向(明光ネットワークジャパン)
市場環境(ベネッセホールディングス)
教育産業の現状(経済産業省)
学習塾業界(山田コンサルティンググループ)
学習塾・予備校業界の市場規模は?(FUN OF LIFE)
学習塾業界の動向を知り、生き残るための基礎知識(塾経営ラボ)


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学びの地図ver5 [学びの地図]

「追求系」「調査系」の内容をもとに、教室運営で実践している内容を「実践系」として集約。勉強法指示や授業運営、教室運営についてより具体的な内容を扱う。

A.実践系
1.勉強法指示
2.授業運営

B.追求系
  1.小学生の成績を上げるにはどうすればいい?
  2.数学ができるようになるにはどうすればいい?
  3.数学を勉強するのはなんで?
  4.読解問題を解けるようにするにはどうすればいい?
  5.思考力をつける授業にするにはどうすればいい?
  6.計算ミスをなくすにはどうすればいい?
  7.理解するってどういう事?
  8.信頼関係を深めるにはどうすればいい?
  9.説明できるようにするにはどうすればいい?
  10.読解力をつけるにはどうすればいい?

C.調査系
 C-1.教務力
  ①授業力強化
   1.指導技術
   2.探究心の喚起
  ②対話力強化
   1.効果的な声かけ
   2.保護者面談
  ③勉強法
   1.勉強の効率化
   2.思考力を鍛える
   3.勉強の動機付け
   4.記憶力強化
   5.習慣化の技術
   6.精神力を鍛える
  ④教育事例研究
   1.海外教育事例
   2.最新教育事例
 
 C-2.営業力
  ①マーケティング
  ②セールス
 
 C-3.統合力
  ①リーダーシップ
  ②ミーティング運営
 
 C-4.生産性の向上
  
D.生活系
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