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使える脳の鍛え方:7章ポイント整理 [勉強の効率化]

「使える脳の鍛え方」7章ポイント整理です

「7章:能力を伸ばす」ポイント整理
【キャロル・ドウェックの研究紹介】
・「知能」を褒めると、子供は賢い事が重要なのだというメッセージを受け取る。「努力の大切さ」を強調すれば、子供は思い通りに素晴らしく変わる」
・生来の知能を強調すると、子供はどうにもならないとあきらめ、失敗にうまく対処する方法を学べなくなる。
・より高度な学習と成功に必要な自己効力感・創造力・粘り強さを人に与えるのは、IQ以上に自制心や決意や成長の意識
・学習技術は積極的な要素の裏付けがなければ活かされない。積極的な要素とは、自分の能力を向上させる力の大部分は、自分でコントロールできるという単純ながら深い理解。

【アンダース・エリクソンの研究紹介】
・「計画的な練習」
目標を明確に定め、現在の能力レベルを越えようと努力を重ねること。計画的練習の特徴である「努力」「失敗」「解決」「新たな試み」によって、より高いレベルに到達するのに必要な新しい知識や適応力、複雑なメンタルモデルが構築される。専門技術は遺伝がもたらすものではなく、練習の量と質の成果であり、平凡な才能の人であっても、意欲や時間、ひたむきに続ける規律があれば優秀な専門家になれる可能性がある。

【努力の価値】
・メンタルモデルにまとめれば、一種の速記のように使えるようになる。繰り返し使うことで、脳が一連の運動と認知行動と能力を「ひとかたまり」に符号化するので、習慣のように自動的に思い出して、応用できるようになる。
・努力を必要とする学習は、新しい能力を築く事で脳を変える
・努力そのものが能力の限界を広げる。
・複雑な技術を習得したり、専門分野で秀たりするのに必ずしも特別な遺伝子は必要なく、むしろ自制心、決意、粘り強さによるところが大きい。
・意識的に練習し、繰り返し使っていると、やがて符号化が深いところでおこなわれ、無意識のレベルで動けるようになる。
・記憶の統合とは、あとで思い出して、応用するための記憶回路の増強
・練習を習慣にする能力は誰でも高められる。
・懸命に努力して新しい事を学ぶと、脳が新しいつながりをつくり、それが時と共に人を賢くする。
・「成長の意識」自分の知能は自分でコントロールできるという信念を持つ事が能力を高める事につながる。

今日の学びと、今後の追求課題
・自分の能力を向上させる力の大部分は自分でコントロールできるという認識を子ども達に浸透させたい。理論的根拠として、「ドウェック」「エリクソン」の研究の詳細を調査する。
・「自制心」「決意」「成長の意識」を育み、強固にするにはどうすればいいのか?「無理」「できない」「自制心がない」といった無気力な生徒に対してはどういったアプローチが可能か。
・「決意」はしても行動改善につながらない事例は多々見られる。「努力の承認」「努力の価値・効用」だけでは弱いと感じるので、追求を継続。
・思考スピードを上げるためには、無意識レベルで動けるようになるまで反復する事が不可欠だと再認識。
・記憶を統合するためには、類題演習など、新しい問題に適用するという段階をはさんだ方が効果的か。

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

  • 作者: ピーター・ブラウン
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2016/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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「ダニング=クルーガー効果」ネット記事集約 [勉強の効率化]

自己を過大評価し、現実と理想の実績に乖離がある事に気づかないという「ダニング=クルーガー効果」。この「自己評価が過大なために行動改善にいたらない」という「ダニング=クルーガー効果」は、まさに最上位の生徒と、中上位で留まるかの分かれ目であり、この克服方法の追求は生徒の成績上昇につながるのではないかと考えています。

まずは、「ダニング=クルーガー効果」に関連する記事を集約します。

・あなたは能力が高い人か低い人か。読めばそれがわかります
・ダニング=クルーガー効果とは認知バイアス?自分を過大評価する理由は?(知育ノート)
・ダニング・クルーガー効果とは?(そよ風速報)
・【赤っ恥注意!】能力が低い人ほど自分を高く評価する?(COCORO NEXT)
・勉強するほど成功できない!?~ダニング・クルーガー効果(ゆうメンタルクリニック)
・ダニング=クルーガー効果(Neverまとめ)
・能力の低い人ほど自信満々?(マイナビニュース)
・能力の低い人ほど根拠のない自信に満ちあふれている。(カラパイア)
・ダニング=クルーガー効果、文化社会の異常現象
・「能力の低い人ほど過大評価する?」(Life is a GAME)
・自信たっぷりな人は、能力が高いか低いかの両極端(flowthink)
・バイアスが強い=IQが低い?(稼ぐフリー・ノマドンナになりたい)
・能力も経験もない方が自己評価が高い(Amaru.me)


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知能についての情報集約 [勉強の効率化]

「使える脳の鍛え方」で、「流動性知能」「結晶性知能」という記載がありました。また、ロバート・J・スタンバーグの知能モデルも詳細を知りたいと思いました。

まずは、関連するネット記事を集約、調査して実践に活かしていきます。

【「流動性知能」「結晶性知能」関連記事】
・流動性知能と結晶性知能(Direct communication)
考える力ブログ ~論理的思考力をビジネスに活かす~
・大人になっても頭は良くなるの? (Nikkei Style)

【ロバート・J・スタンバーグの3つの知能モデル】
・知能という論理的位置付け(やっぱり心理学)
・猫の欠伸研究室
・心理学用語の学習


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使える脳の鍛え方:6章ポイント整理 [勉強の効率化]

引き続き、使える脳の鍛え方から、実践への活用ポイントを整理します

「6章:学び方を越える」ポイント整理
【情報処理の特性によって学び方を変えるべきか?】
・指導法がその好みに合えばよく学べるという説には反対する。
・我々が重視しがちな、例えば言語的または視覚的な学習法の違いは実際には意味を持たない。
・学習法のモデルは膨大で、資料も豊富だが、広く普及しているものに限ってみても、一貫した理論的パターンはない。
・教育で学習法理論の有効性が検証された例は非常に少なく、あったとしても、ほぼ全て有効性を立証できていないか、むしろ完全な反証になっていた。

⇒人間の情報処理のパターンに合わせて学習方法を変える試みは、ぜひ検証を続けて欲しい。ただし、集団塾では情報処理のパターンに合わせた指導をするのは難しいため、情報処理のパターンに囚われずに、誰でも成果が出る指導方法を追求していきたい。

【特性に合わせた指導法より重要な事】
・重要なのは自分と自分の技術をどう評価するか。
・新しい体験の根本にある原則を抽出し、新しい知識をメンタルモデルに組み入れる能力
・学習にとって重要な能力のリストを作れば、言語を自由に操れることと読解力は必ず一番かそれに近いところにくる。

【「知能」とは何か】
・近年の心理学では、人にはそれぞれ二種類の「知能」があるという共通認識がある。「流動性知能」は、論理的に考え、関係を把握し、抽象化し、問題に取り組むあいだ、情報をとどめておく能力。一方、「結晶性知能」は、世界に関して蓄えた知識や、過去の学習や経験で培った手順やメンタルモデルを指す。
・心理学者の「ハワード・ガードナー」は人には8種類の違った知能があるという説を唱えた。
・心理学者の「ロバート・J・スタンバーグ」の知能モデルは、「分析的」「創造的」「実践的」の三つ。スタンバーグの理論は、ガードナーの理論と違って、実証研究に裏付けられている。「分析的知能」は、典型的にはテストのような問題を解決する能力。「創造的知能」は、新しく特異な状況に対処するために、すでにある知識や技術を応用する能力、「実践的知能」は、日々の生活に適応する能力、言い換えれば、特定の環境で必要とされるものを理解して実行する能力。
・標準化されたテストは、継続的な学習過程でつとが実施された時点での「静的」な評価しかできないので、潜在能力を正確に測れない。三つの知能モデルに合わせる形で、スタンバーグとグリゴレンは、静的なテストから「ダイナミックテスト」への転換を提案した。
・ダイナミックテストは、弱点を発見し、改善する事を助ける。
(ステップ1)実体験か、筆記試験で知識や技能の足りない部分を知る。
(ステップ2)省察、間隔練習、その他の効果的な学習法で集中的に能力を高める。
(ステップ3)また自分でテストし、何がうまくなったか、そしてとくに、何の練習が足りないかに注意を払う。

⇒スタンバーグの3つの知能と「ダイナミック・テスト」についてはより詳細を調査したい。「流動性知能」と「結晶性知能」についても合わせて調査する。

【メンタルモデルを作る「構造構築」】
・「構造構築」とは、新しい素材に出会った時にそこから顕著な概念を抽出し、一貫した精神的な枠組みを作る行為。この枠組みは、「メンタルモデル」「メンタルマップ」と呼ばれる事もある。この構築力が高い学習者は、低い学習者より、新しい素材をよく学ぶ事ができる。
・「構築力」の高い学習者は、基礎的な概念や重要な構成要素を見極め、新しい情報を整理して、より大きな構造や既存の知識に加えるか、それとも脇によける技術を発展させる。「構築力」の低い学習者は、大きな構造がなかなか理解できず、どの情報を維持し、どれを捨てるべきかがわからない。
・「構造構築」は、あるものが既存の知識に当てはまるか、能力や特別な意味合いを加えるか、それともわかりにくくしたり負担を増やしたりするだけかといった判断を、意識的または無意識的にするひとつの訓練。
・認知の違いをもたらす「構造構築」についての理解は、まだ初期段階。構築力が低いのは認知メカニズムの不調のせいなのか、あるいは、構築力を自然に身につけられる人もいれば、教えられないとわからない人もいるという事なのか。読者が主要概念に注目しやすくなるように、質問がテキストの中に埋め込まれていると、構築力の低い人の学習効果も、構築力が高い学習者と同等のレベルまで引き上がる事がわかっている。
・何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを振り返り、次はどんな別のやり方を試してみるかといったことを考えれば、主要な概念を特定してメンタルモデルを作り、学んだ事を将来改善して応用する役に立つ。

⇒「構築力」が低い学習者を引き上げるためにはどうすればいいか?を具体的に検討し実践していく。「構築力」が高い生徒が、どのようにして「構築力」を身につけたのかを探る事も、「構築力」を高めるヒントになりそう。また、「構造構築」を意識的に行う事も「構築力」を鍛える事につながりそうなので、振り返り(省察)の時間の指示に活かしていきたい。まだ、明確ではないが、講師の構築力が高ければ、それを真似する形で生徒の構築力も磨かれるのではないかと考える。

【「規則学習」とは何か?】
・認知に関わるもうひとつ重要な事は「規則学習者」か「先例学習者」かということ。「規則学習者」は、根底にある原則や学んでいる事物を区別するための「規則」をみつけようとする。一方、「先例学習者」は、原則より過去の例を憶えている。見慣れない問題に出会うと、分類や解答に必要な規則を持ち出せないので、たとえ新しい問題ととくに関連がなかったとしても、思い出せるなかでもっとも近い例から答えを導き出す。
・「先例学習者」も、一度に一つの例ではなく、二つの異なる例を比較するように指示されると、原則を抽出する力が向上する可能性はある。
・構築力の低い学習者や先例学習者より、構築力の高い学習者や規則学習者の方が学んだ事を新しい状況に当てはめる能力に優れていることはわかっている。
・構築力の高い学習者と規則学習者の傾向に相関があるかどうかの問に答えられる研究はまだ行われていない。
・個々の原則を理解し、個々のパーツの集合以上の構造にまとめることができなければ、「知識」は「ノウハウ」にはならない。ノウハウは「実行」を可能にする学習。
・構築力の低い学習者や先例学習者が新しいことを学ぶときには、定期的に立ち止まり、主要な概念は何か、規則は何かと考える。それぞれの概念を言葉で表してみて、関連するポイントを思いだし、どれが重要なアイデアで、どれが補足的なアイデアや意味付かを見極める。

⇒生徒を「規則学習者」にするか「先例学習者」にするかは指導者の指導内容の影響が大きいように感じます。「方程式と文字式の計算の違い」など、二つの事例の比較と規則の言語化を、指導内容に組み込んでいきたいと思います。

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

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使える脳の鍛え方:5章ポイント整理② [勉強の効率化]

引き続き、使える脳の鍛え方から実践に活用できるポイントを整理します。

「使える脳の鍛え方」5章ポイント整理②
【ダニング=クルーガー効果】
能力不足の人は自己を過大評価し、現実と理想の実績に乖離がある事に気づかないので、改善する必用を感じない。気づかない原因は以下の3点。
①否定的なフィードバックを受ける事はめったにない
②失敗した時にはいくらでも外的要因が考えられる
③他者の能力を正しく評価できないため、自分の能力も正しく判断できない。
効果的でない学習法を選ぶ学生ほど自分の習熟度を高く見積もり、誤った自信を持つ結果、その習慣を改めようとしなくなる。

錯覚や誤った判断をしないための対処法は、主観的な判断ではなく、外部の客観的な物差しを基準に用いて、現実世界に即した判断ができるようにする事。

⇒生徒の成績上昇だけでなく、人材育成面でも「自己評価を高く見積もって行動改善できない・しない」という現象は多々見られます。否定的なフィードバックを受け入れるだけの精神力を持っている人も少なく、対応が難しいところですが、「モデリング」が一つの突破口だと考えています。現在実施している「5分間作文」「生徒のノート」など、成果が出ている生徒に関するものをどんどんコピーして配布しています。「なぜこの生徒が成果が出るのか」「このノートの何がいいのか?」などの評価を加える事で、個々の行動改善につなげやすいと考えています。「実際に成果が出ている生徒とその勉強法を可視化する事」が、「外部の客観的な物差し」に対応するのではないかと考えています。

【最適な想起練習とは何か?】
・一番重要なのは、本当に知っていることと、知っていると思っていることを検証するために、テストと想起練習をまとめて行うこと。
・2・3回正しくできただけで、課題をテスト範囲から外してはならない。重要な事は何度も繰り返し練習する必要がある。
・教材の内容をうまく説明できるかどうかは、理解度を知る上ですぐれた手がかりになる。記憶の中から顕著な点を思いだし、自分の言葉に置き換え、なぜ重要なのか、より大きなテーマとどう関連するかを説明しなくてはならない。
⇒現在勉強法で指示している「ポイント整理」「解答解説作成」「5分間作文」「小テストによる想起練習」は、学力向上にとって、どれも欠かせない不可欠な要素だと考える。特に、「自分の言葉に置き換える」「過去に学んだ事との関連付け」など、実践している生徒へプラスのフィードバックを与え、習慣化につなげていきたい。

【フィードバックの重要性】
・心理学者のデイビッド・ダニングは他者との関わりを通じて自己洞察が得られると言う。
・本当に重要なのは、どんなフィードバックが受けられるか。周りからプラスの評価を得ているか、能力を正しく反映した報酬をもらっているか。他の人たちを見れば、他にもっといい方法がある事に気づくことも多い。同僚や仲間からの評価は個人の成績にフィードバックを与え、客観的な判断の指標となる。
・何を知っていて、何を知らないかという感覚を検証するにもっとも有効なフィードバックは、現場での失敗。ただし、それを乗り越え、教訓を学ぶだけの感受性がある事が条件になる。
⇒現在実施している、他の生徒の「5分間作文」や「ノート」を見せて真似する事を勧める「モデリング」は短期間で生徒の行動改善につながっている。また、モデリング対象となった生徒自身も、さらに質の高い勉強をするようになる効果もある。ただコピーを配布するだけではなく、「なぜいいのか?」「なぜ成果につながるのか?」のフィードバックを明確にする事でより効果的になりそう。また、現在国語の記述問題で指導に取り入れ始めたのが、「どんな頭の使い方をして解答に至ったかを記述させる方法論」。全生徒の頭の使い方と、講師の頭の使い方をコピーして配布。検証する事で、短絡的に解答に至っているいる生徒の行動を改善できるかどうかに挑戦したい。

今後の追求予定
・「ダニング=クルーガー効果」の詳細と、その克服方法についてもう少し詳細を知りたい。
・デイビッド・ダニングの言う、他者との関わりを通じて自己洞察が得られるとは、どういう事か、また、自己洞察と学力向上の関係について調査したい。
・国語の記述問題で「思考の可視化」という方法論は、効果的かどうかの検証。

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

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「使える脳の鍛え方」5章ポイント整理 [勉強の効率化]

引き続き、「使える脳の鍛え方」より、実践への活用ポイントを整理します

5章「知っていると錯覚しない」ポイント整理
・自分の能力を高め、ある分野で秀でるためには、他者の力量をきちんと認識し、自分が何を知っていて何を知らないかを正確に把握し、成果のあがる学習法を選び、進歩を客観的に測定する方法を見つけなければならない。
⇒「メタ認知」の能力(自分の思考を監視する・自分を正確に観察する)を高める事が学力を高めるためには効果的。振り返りの技術を磨く必要があるが、どうすれば精度の高い「メタ認知」が可能になるか検討する必要がある。

・何があったか推測する行為は、自分に誤った情報を与え、間違ったまま放置されると、記憶として思い出す可能性がある。
⇒小テストで宿題と同じ間違いをする生徒が見られるが、「すぐ丸付けをしない」「間違い直しで訂正できていない」など、誤った勉強方法になっている可能性が高い。宿題内容と小テスト内容を照らし合わせて、振り返りをさせる必要がある。また、「5分間作文」でも誤った内容の記載が見られるが、即フィードバックしなければ、誤った内容が定着する可能性があるので対応を検討する必要がある。

・「知識の呪い」
自分がすでに習熟した知識や作業を他の人が新たに学ぶ際に、かかる時間を少なく見積もってしまう。
⇒ベテランの講師がよく陥る現象。宿題のボリュームを見誤る状況がよく見られるので、生徒の実態に合わせた適正時間の把握が必要。また、講師にとっては当たり前になっている「解き方」や「頭の使い方」も生徒にとっては当たり前ではない。「講師がどのような頭の使い方で問題を解いているのか」「なぜそのような解き方をするようになったのか」まで解明する必要がある。これを解明すると、ほとんどが「自身の指導経験」によるところが大きい。つまり、「誰かに教えるために準備した経験」が、解法の定着につながっている。ここからも、「誰かに教えるつもりで勉強する」「先生になったつもりで勉強する」事が、学習効果を高めるためにも効果的である事が伺える。

・聞き覚えのある説明を聞くと、「知っている気がする」ので真実だと錯覚する。
・難しい概念をとくにわかりやすく説明すると、概念自体が実は単純で、自分も最初から知っていたと思いこむ事がある。
⇒授業内で、わかったつもりになって話を集中して聞けていない生徒がみられるが、総じて成績が伸び悩む傾向がある。「理解すること」をゴールにするのではなく。「授業を再現する事」をゴールに設定する事で、授業を見る事の重要性を伝えたい。

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

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「使える脳の鍛え方」4章ポイント整理 [勉強の効率化]

引き続き、「使える脳の鍛え方」から、指導に活かせるポイントを整理します。

●4章「難しさを歓迎する」ポイント整理
・感覚的に認知したものを脳内で意味のあるイメージに変えるプロセス=「符号化」。脳内にできた新しいイメージ=「記憶痕跡」。心的イメージを長期記憶に残すプロセス=「統合」
「統合」によって「記憶痕跡」を再編(学んだことを再現・練習する・意味を与える・足りないところを補う・過去の記憶や経験、知識と関連付ける)し、安定させる。想起練習は学んだ事を強化する。
⇒「5分間作文」は、現在考えられる最善の想起学習。「再現」「関連付け」など、より学習効果の高まる文章の書き方を指導していく。

・鮮明かつ有意義で、定期的に練習できる知識・技術・経験は身につく。
・知識や技術を思い出すのが簡単であればあるほど記憶を定着させる想起練習の効果は少ない。
・想起するのに努力が必要であればあるほど、しっかり学べる。課題の内容を忘れるほど、長期記憶を形成する効果的な再学習ができる。
・知識を再構築するために努力するプロセスこそ再統合を促し、学習を深める。
⇒「想起練習」の手段として「小テスト」は効果的だと考えれれるが、適切なタイミングと問題によって効果に差が出そう。現状、2週間~1ヶ月前の内容と、前回授業内容を組み合わせた小テストを実施しているが、「2週間~1ヶ月前の小テスト」は、実感しにくいが成果につながっている可能性がある。

・問題の解き方を教わる前に自分の頭を悩ませて解くと、より長く記憶に残る。
⇒適切な問題演習時間は頭を悩ます所。一番早い生徒に合わせる事が多いが、その場合、他の生徒の能力育成を阻害している可能性があるか。

・テストの場合、選択肢を選ぶ問題より解答を記入する設問のほうが学習効果が高い。短いエッセイを書くとさらに効果的。
⇒「小テスト」は一問一答形式ではなく、「授業内容の再現」や「記述問題」中心の構成とし、学習効果を測定したい。

・問題を暗記するより、問題を解こうとする方がいい。あきらめて試さないより、解いてみて間違うほうがいい。

・「省察」とは、ある経験または最近の授業で学んだ事を復習するために少し時間を割き、自問すること。「省察」には、「想起」「精緻化(新しい内容をすでに知っている知識と結びつける)」「生成(主題を自分の言葉に置き換えたり、次に試したいことを頭のなかで具体的にイメージしたりする)」
⇒「省察」の機会を授業内でどれだけ組み込めるかが成果を決定づける可能性が高い。現状「小テスト後」「授業後」「1週間の終わり(土曜日)」に「省察」の時間を確保しているが、より成果の出るタイミングや方法を検討していく。

・短期記憶から想起するのは学習法として効果がなく、新しい知識を身につけるには間違えることが不可欠。
⇒現状、単語や漢字など、テスト直前に覚えてテストに臨んでいる生徒がいるが、学習効果としては無意味な努力になっている可能性がある。範囲の拡大など、時間がたった内容の想起を促すテストに変えたほうが効果的か?

・テストで間違えることに強い不安を感じる学生は、その不安感のせいで実際に成績が落ちることがある。「ワーキングメモリ」のかなりの容量を自分の行動の監視に使ってしまい、問題を解くための容量が少なくなる。
※ワーキングメモリ
特に気が散りやすい環境で、ある問題を解くために保持できる情報量。ワーキングメモリの容量には厳しい上限があり、知能指数に比例する。
⇒現状「満点」にこだわった指導をしているが、「小テスト」や「テスト」を想起の機会と位置付け、不要なプレッシャーを与えない方が、成果につながるか?ただし、実際の入試は「想起トレーニング」と位置づけるわけにはいかず、緊張感の中で成果を出す必要もあるので、「テスト成果」と「プレッシャーの関係」を追求したい。

●学びの活用と検討事項
・5分間作文の指示内容と効果の整理
・効果的な小テスト内容と価値付に関する整理
・思考錯誤させる適切な演習時間についての検討
・授業内での効果的な「省察」の時間確保と指示内容
・「テスト成果」と「プレッシャーの関係」

●参考

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「使える脳の鍛え方」3章ポイント整理 [勉強の効率化]

引き続き、使える脳の鍛え方より、実践に活かせるポイントを整理します。

「3章:練習を組み合わせる」ポイント整理
・集中練習はできるようになった気がするがすぐに忘れる。

・間隔を開けて行い、間に他の練習を挟んだほうがずっと効果的。

・新しく学んだことを長期記憶に残すためには「統合」というプロセスを経なければならない。
※「統合」とは
記憶痕跡(学習時に活動した特定のニューロン集団に残る物理的痕跡)を強化し、意味を与え、すでに知っている事に関連付けるプロセス。

・少し忘れてから思い出そうと努力することで統合が促され、記憶がさらに強化される。

・集中練習よりも交互練習の方が習熟と長期記憶の維持に役立つ。

・種類の異なる練習をすると、脳の違う部分が活性化する。集中練習より難しい多様練習で学んだ運動技術は、脳のより高度な運動技術の習得にかかわる部分で統合される。

・集中練習に比べて、間隔練習や多様練習が明らかに有益なのは、コンテクストを判断し、問題を見分け、数ある可能性の中から正しい解決策を選び、応用する方法が学べるから。

・集中練習や同種類の問題の繰り返しばかりしていると、種類を見分けるという重要なプロセスの練習ができない。

・交互練習や多様練習をすると、「判別力」がつく。

・想起と認識には、「概念的知識」よりもレベルが低いと考えられている事実的知識が必要。

・繰り返し想起する練習は長期記憶の維持に不可欠

・経験から学ぶ方法の一つが「省察」。

・間隔練習・交互練習・多様練習は習得の実感がなかなかわかず、練習中にやる気と努力を高めるほどの成果があがらない。

学びの活用
・中3理科のカリキュラムは集中練習中心だが、過去問演習中心のほうが「間隔練習」「交互練習」「多様練習」の効果が得られるか?ただし、単元別テストの成果では明らかに「集中練習」の方が効果が高いので、一部集中練習も組み込んでバランスを取るか?

・現在5分間作文は、何をテーマに書くかを生徒に委ねているが、多くの生徒が最後の授業内容について記述している。少し忘れかけた頃の方が(間隔を開けたほうが)「想起」の価値が高いのであれば、最初の授業について記述させた方が効果的か?

・小テストをより効果的に活用したい。前回授業、2週間前~1ヶ月前の内容を組み合わせる事で、「間隔練習」と「多様練習」を兼ねた形になるか?

・数学の勉強は、同じ問題の解き直し→反復と、類題演習のどちらが効果的かを見極めたい。

・5分間作文で間違った内容を記述する生徒がいるが、修正のフィードバックを加える時間がない。どうする?

・現在生徒の「省察」の機会として、「小テスト後の振り返り」「授業後の5分間作文」「毎週土曜日の振り返り」の機会があるが、毎週土曜日の振り返りとして最も適切な時間の使い方を検討する。


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「使える脳の鍛え方」2章ポイント整理 [勉強の効率化]

「使える脳の鍛え方」より、実践に活用できるポイントを整理します。

2章「学ぶために思い出す」ポイント整理
・直後の想起トレーニングが成果につながる。

・「省察」が成果につながる
※省察とは、記憶から知識と過去の経験を引き出し、それを新しい経験と結びつけ、次に試す違ったやり方を可視化し、頭の中でリハーサルする事。

・実践する内容を何度も振り返っていないと、反射的に行動には移せない

・「想起」とは記憶の結び目。早期を繰り返すことで記憶を呼び出し、つなぎ止める輪が作られる。

・アリストテレス「繰り返し一つの事を思い出す練習をすれば、記憶が強化される」。フランシスベーコン。ウィリアムジェイムズも同様の言葉を残している。

・もとの学習教材を見直すより、過去に学んだ事を記憶から呼び出す想起練習をするほうがはるかに記憶が定着しやすい。

・繰り返し想起すれば、知識と技術が記憶に深く根付き、反射的に呼び出せるモノになって、考える前に脳が反応する。

・教材から顔をあげて内容をひとりで暗唱する時間を作ったグループ(60%を暗唱に使った生徒)が3・4時間後のテストで最も成果が出た。

・その日の復習テストを受けるだけで、1週間後の成績が11%改善(簡単なクイズでもよい)

・想起練習は1回よりも複数回行う方が高い効果が得られ、テストの間隔をあけるとさらによい。

・想起練習と精緻化にテクノロジーは関係ない

・テストだけの場合よりも、フィードバックを与える方が記憶を定着させやすい(すぐにフィードバックを与えるより、少し遅れてから与える方が記憶が長続きする)

・テスト後に修正のフィードバックを与えることで、学生は間違えて覚えたままにならず、正解をより確実に学べる

実践への活用と検討事項
・その日のうちの小テストや、クイズを組み込む事が効果的か?実施時間の確保ができるか?
・テスト後のフィードバックが効果的なのであれば、小テスト後の解説は省略しないほうがいいか?
・「想起反復」が思考スピードを上げる事につながりそう。単発の想起は小テストや5分間作文で可能だが、「想起反復」をいかに仕組み化、徹底できるか?
・過去に学んだ事と、新しく学んだことを結びつける「精緻化」はどのようにして生徒の思考に組み込めるか?5分間作文で提案するか?授業で過去に習ったこととの関係を提示する事は必須か?
・現在塾内で使っている「振り返り」という言葉を「省察」という言葉に変えたほうがいいか?


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書籍紹介「使える脳の鍛え方」 [勉強の効率化]

「使える脳の鍛え方」より、効果的な学習方法のヒントを整理します。

「使える脳の鍛え方」は、ローディンガーを主任研究委員とする11名が共同で研究し、認知心理学を教育科学に取り入れようとした成果の多くが反映されている。より効果的に学び、より長く記憶しておくために、自分ですぐに始めれれる事が紹介されている。

「使える脳の鍛え方」の提言
①学習はつらい方が定着しやすい
②本当に学べているかどうか判断するのは難しい
③「テキストの再読」と「集中練習」は極めて非効率
④「想起練習」が「テキストの再読」よりも効果的学習法
⑤学習の感覚をあけて、少し忘れかけた頃か、ほかの科目をいくつかはさんだあとにする
⑥答えを教えられる前に問題を解こうと努力する
⑦自分の好みに合うスタイルのほうがよく学べると思われがちだが、実証研究による裏付けはない
⑧問題の種類を区別する基本原則や法則を導き出すことに慣れれば、なじみのない状況でもうまく正解をみつけられる
⑨人は知っている、できるという錯覚に陥りやすい
⑩新しいことを学習するには、土台となる予備知識が必要
⑪新しい知識を「より大きなコンテクスト」に当てはめることで、学習効果が高まる
⑫新しい題材から重要なアイディアを読み取り、「メンタルモデル」にして既存の知識と関連付ければ、複雑なことを学びやすい
⑬何か新しいことを学ぶたびに、その人の脳には変化が起きている

問題意識と疑問点
現在の問題意識は、集団授業の中で1問1問の制限時間をどうするか。集団内で問題を解くスピードに差があるが、どのタイミングで区切るのが適切かを検討中。できれば一番解くのが早い生徒に合わせたいが、答えを出すための思考時間の価値が高いのであれば、制限時間を長めに設定する必要がありそう。

「関連付け」というのが学習効果を高めるためには効果的だと思うが、具体的にどのようなやり方を提示すれば、生徒はスムーズに関連付の作業を行うことができるか。

現在、子ども達に提示している復習のタイミングは、1時間後・3時間後・1週間後・2週間後・1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後。より効果的な復習のタイミングと復習の方法を学びたい

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

  • 作者: ピーター・ブラウン
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2016/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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