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書籍紹介「使える脳の鍛え方」 [勉強の効率化]

「使える脳の鍛え方」より、効果的な学習方法のヒントを整理します。

「使える脳の鍛え方」は、ローディンガーを主任研究委員とする11名が共同で研究し、認知心理学を教育科学に取り入れようとした成果の多くが反映されている。より効果的に学び、より長く記憶しておくために、自分ですぐに始めれれる事が紹介されている。

「使える脳の鍛え方」の提言
①学習はつらい方が定着しやすい
②本当に学べているかどうか判断するのは難しい
③「テキストの再読」と「集中練習」は極めて非効率
④「想起練習」が「テキストの再読」よりも効果的学習法
⑤学習の感覚をあけて、少し忘れかけた頃か、ほかの科目をいくつかはさんだあとにする
⑥答えを教えられる前に問題を解こうと努力する
⑦自分の好みに合うスタイルのほうがよく学べると思われがちだが、実証研究による裏付けはない
⑧問題の種類を区別する基本原則や法則を導き出すことに慣れれば、なじみのない状況でもうまく正解をみつけられる
⑨人は知っている、できるという錯覚に陥りやすい
⑩新しいことを学習するには、土台となる予備知識が必要
⑪新しい知識を「より大きなコンテクスト」に当てはめることで、学習効果が高まる
⑫新しい題材から重要なアイディアを読み取り、「メンタルモデル」にして既存の知識と関連付ければ、複雑なことを学びやすい
⑬何か新しいことを学ぶたびに、その人の脳には変化が起きている

問題意識と疑問点
現在の問題意識は、集団授業の中で1問1問の制限時間をどうするか。集団内で問題を解くスピードに差があるが、どのタイミングで区切るのが適切かを検討中。できれば一番解くのが早い生徒に合わせたいが、答えを出すための思考時間の価値が高いのであれば、制限時間を長めに設定する必要がありそう。

「関連付け」というのが学習効果を高めるためには効果的だと思うが、具体的にどのようなやり方を提示すれば、生徒はスムーズに関連付の作業を行うことができるか。

現在、子ども達に提示している復習のタイミングは、1時間後・3時間後・1週間後・2週間後・1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後。より効果的な復習のタイミングと復習の方法を学びたい

参考

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学

  • 作者: ピーター・ブラウン
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2016/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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読解力の育成は感化からはじまる [読解力をつけるにはどうすればいい?]

橋本武氏の「銀の匙」授業と、佐藤優氏の「国語ゼミ」から、読解力を育成するキーワードとして「感化」という言葉が浮かんできます。

橋本武氏の「銀の匙」授業
中勘助の「銀の匙」を3年間かけて読み解くという橋本氏の授業ですが、その授業は「銀の匙研究ノート」という副教材プリントを使用して展開されたそうです。

「銀の匙研究ノート」は橋本氏自身が1年間かけて研究した「銀の匙教材研究」をもとに、橋本氏自身のノート作りの過程を子どもたちにも追体験させる狙いで作成したそうです。自身の思考錯誤ぶりが子どもたちにも伝わればいいという考えがあったそうです。

橋本氏は、「教師の仕事というのは自分の人間性を生徒にぶつけることだ」と述べており、教師が自分自身を磨いていれば、その姿は必ず子ども達の胸に届くとも言っています。

佐藤優「国語ゼミ」より
佐藤氏は「国語ゼミ」の中で、「読書の道は「感化」から」という章を設け、自らの読書体験に影響を与えた人物を紹介しています。そして、「本質的な「読む力」を身につけるうえでは、具体的な人間関係のなかで誰かの影響を受ける事が決定的に重要」としています。

今日の学び
生徒の読解力を育成するためには、まず講師が学ぶ事。講師の思考過程を追体験させる事。生徒の読解力・成績を上げるためには、どれだけ講師が学んでいるかに規定されると考えるべきだと思います。

教科書と入試問題をベースに学問的追求を進め、思考過程を追体験させる仕組みを検討していきます。

参考

伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力

伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力

  • 作者: 橋本 武
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2012/01/26
  • メディア: 単行本



国語ゼミ―AI時代を生き抜く集中講義 (NHK出版新書 554)

国語ゼミ―AI時代を生き抜く集中講義 (NHK出版新書 554)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2018/06/07
  • メディア: 新書



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橋本武氏の指導に学ぶ [読解力をつけるにはどうすればいい?]

新井紀子氏の「AI vs 教科書が読めない子どもたち」によると、「読解力と偏差値の相関が高い」としつつも、読解力を上げる科学的根拠のある方法論は今の所ないとしています。ただし、新井氏の経験や、佐藤優氏の「国語ゼミ」などを見ると、「熟読」というのが、読解力を上げる一つのキーワードになるのではないかと感じました。

そこで、「銀の匙」を3年間かけて読み込む指導をして有名だった橋本武氏の著作をもとに、読解力を育むヒントを探ってみました。

「銀の匙研究ノート」の勉強法
以下、「伝説の灘教師が教える一生役立つ学ぶ力(P60,61)」から引用
①通読
各章を一通り読んで、読めない字を調べておく。また、そうした字の読み方(発音の仕方)も工夫してみる。

②主題
それぞれの章が、何について書かれているのかを考え、自分で章のタイトルを決めてみる。

③内容の整理
章ごとの内容について、どのようなことがどんな順序で書いてあるかをまとめてみる。

④語句の意味
(研究ノートに)あらかじめ難しい語句の意味や説明が記載されているので、よく覚えておくよう努力する。

⑤注意すべき語句
(研究ノートに)あらかじめ抜き出してある文中に登場する語句について、意味や使い方などを説明してみる。誰でも知っている言葉もあれば、難しい言葉もあるので、自分で調べたり、友達に意見を求めてみたりする。

⑥短文の練習
前項「注意すべき語句」で取り上げた言葉を用いて短文をいくつかつくり、そのうちのひとつを書きとめておく。

⑦鑑賞
文の書き表し方のうまいと思われる部分を書き写す。そして、どんなところに感心させられたのかを考えていみる。

⑧参考
(研究ノートに)あらかじめあげてある、内容と関連するいろいろな事項をよく読み、必要な事は覚えておく。

~以上引用~

語句調べや語句の活用など、一言一句丁寧に読み込むことを推奨している事が伺えます。要約や要旨を掴む事、鑑賞など、読み込んだ上で考える作業、書く作業を重視している事も特徴だと思います。また、ゼロから生徒に考えさせるのではなく、関連事項なども一定提示する事が、より生徒の思考を促すことにつながっているように感じました。

多読を推奨
スローリーディングが印書的な橋本氏ですが、生徒には多読を推奨していたようです。1ヶ月に1冊課題図書を出し、感想文を書く課題も出していたようです。

「考える力をつけるためにゆっくりじっくり1冊の本を読み込み、同時に人の生き方、あり方の幅を知るためになるべく多くの本を読む。この両輪がそろってはじめて「真に国語力を養う読み方」という事になる。」

と述べている事からもわかるように、考える力をつけるためには「熟読」が効果的と考えていた事が伺えます。

国語力のカギとなるのは「書く」こと
以下引用(P81)
なぜ、ここまで「書く」ことにこだわったのか。そのわけは、書く事によって、読むだけではなかなか身に付かない「判断力」「構成力」「集中力」が養われるからです。
以上引用

私の塾で実施している5分間作文でも、生徒はその日に学んだ事から何をテーマにするか判断し、説明するための構成を考え、集中してペンを走らせています。「書く」作業は、理解不十分な点が浮き彫りになります。「読む」と「書く」をセットにする事が理解と正確な読解にとっては最も効果的だと考えています。

今日の学び
・「語句の正確な理解」に力を入れていきます。
・「覚えるべき語句」「関連事項」など、考えるきっかけになる事を事前に絞り込んで提示していきます。
・佐藤氏の「国語ゼミ」の内容も合わせて、「ワークブック」の作成に取り組んでいきます。

参考

伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力

伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力

  • 作者: 橋本 武
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2012/01/26
  • メディア: 単行本




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簡単生姜焼き [簡単料理]

我が家の定番になりつつある、簡単生姜焼きです

材料(2~3人前)
豚肉300g
生姜チューブ(4cm)
酒(大2)
醤油(大1)
みりん(大1)
砂糖(小1)

作り方
肉を焼いて、タレを入れる。以上で終了の簡単料理。

キャベツの千切りを添えたり、玉ねぎやナスを一緒に焼けば野菜もとれます。

参考
一番簡単★しょうが焼き(cookpad)


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佐藤優「国語ゼミ」より~教科書を利用した読解力養成~ [読解力をつけるにはどうすればいい?]

佐藤優氏の「国語ゼミ~AI時代を生き抜く集中講義~」から、教科書を利用した読解力養成についての学びです。

佐藤氏は、学びの基本となる力は「読む力」としたうえで、基礎編・応用編・実践編の3つに分けて、読解力養成法と実践問題を提示しています。

①基礎編
教科書を使った「読む力」をつけるための学習法を解説

②応用編
難解な本の読解に挑む

③実践編
市立武蔵高等学校中学校での講義を題材に「読む力」を「論理的思考力」や「判断力」へと発展させる道筋を具体的に提示

「教科書」を利用した「読解力の養成」は即実践にも活かせるのではないかと考え、読んでみました。以下に実践に活用するポイントを整理します。

①教科書を活用した三段階の学習方法
1.「要約と敷衍(ふえん)」
教科書を正確に読み解くために「音読」する。そのうえで教科書の指定箇所を自らの言葉で要約し、敷衍する訓練をする。
※筆者の定義
「要約」文章の中の重要な箇所を抽出してまとめる。
「敷衍」抽象的な概念や文章を、自分の言葉で噛み砕いてわかりやく説明すること。

まず「音読」で知識を定着させ、「要約と敷衍」で定着した事を自らの言葉で説明する。
2.「比較」
教科書の複数の記述を比較して、物事を複眼的に捉える訓練を行う。
3.「能動的読解」
自ら立てたてテーマや問題意識に即して、複数の教科書を能動的に読む訓練を行う。

②ワークブックの作成
佐藤氏は、大学などの講義で受講者に自学自習してもらうために、テキストに準拠した独自のワークブックをつくる事があるそうです。
(例)
【テキスト】もういちど読む山川倫理
【ワークブック】
・古代ギリシアにおけるロゴスについて説明しなさい(100字)*19~20ページ
・古代ギリシアの自然哲学について、代表的哲学者の名を4人あげて簡潔に説明しなさい(200字)*20~21ページ

上記のような記述問題を250問程度つくり、自学自習でといてもらって添削するという方法で、すべて解き終えれば、西洋思想や日本思想に関する基本知識の定着を目指しているそうです。

③比較で意識するのは「相違点」と「共通点」を明確にすること
比較する時のポイント
1.比較とは複数の事象を突き合わせってその異同を考察すること。
2.観点・項目を揃えて比較する

今日の学び
「教科書が読めない子どもたち」で指摘されているとおり、子どもたちの大半が、教科書を読んで理解するという学習が困難な状況だと感じています。噛み砕いて教えてあげるだけでは、生徒の読解力や学力の向上は難しく、いかにして、子どもたちが、自分で「教科書を読み解く力」を身につけさせるかが重要だと考えています。

教科書準拠のワークブック作成は、子ども達の読解力養成につながる可能性を感じました。「説明できるかを確認する問題」「比較できるかを確認する問題」などの問題設定をして、授業ないか、自宅課題として提示してみようと思います。

また、授業アンケートなど、能動的な問題意識を確認する手段はいくつかあるので、ここでキャッチした問題意識も授業に活かしていきます。

参考

国語ゼミ―AI時代を生き抜く集中講義 (NHK出版新書 554)

国語ゼミ―AI時代を生き抜く集中講義 (NHK出版新書 554)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2018/06/07
  • メディア: 新書



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接続語を指定した5分間作文で論理的思考力を鍛える [読解力をつけるにはどうすればいい?]

毎回の授業終了時に実施している「5分間作文」。今日の「授業でできるようになった事」をテーマに実施している作文ですが、多くの生徒が5分間で200文字程度の作文を書けるようになっています。

この作文を利用して、生徒の理解を深め、論理的思考力を高めたい。そのためにはどうすればいいか?。ヒントとして、福嶋隆史氏の「本当の国語力」が驚くほど伸びる本」を参考にします。

福嶋氏は「国語力」とは「論理的思考力」であるとし、「論理的思考力」を構成する要素を、次の3つに分類しています。

①言いかえる力(具体抽象)
②くらべる力(対比)
③たどる力(因果関係)

著書では、これらの力をつけるための具体的な方法論が提示されていますが、5分間作文への応用として、3つの力をつけるための「接続語」の使用を指示していきます。

①「つまり」(具体→抽象)
②「例えば」(抽象→具体)
③「それに対して」(対比)
④「だから」(原因→結果)
⑤「なぜなら」(結果→原因)

作文に関しては、全講師がチェックし、授業内容を理解できているかどうかや、生徒の状態を確認しています。作文の内容と偏差値の相関は大きく、理解度の高い生徒は上記5つの接続語を無意識に使っています。

上記を意識化する事で、生徒の論理的思考力を鍛え、全科目の成績上昇につながる読解力を鍛えていきます。

参考

「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前!

「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前!

  • 作者: 福嶋 隆史
  • 出版社/メーカー: 大和出版
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 単行本



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火星大接近って何? [探究心の喚起]

2018年7月31日、火星と地球の間の距離は5,759万kmとなり、2003年以来15年ぶりに6000万kmよりも近い距離の接近になるそうです。太陽・地球・他の惑星が接近し、一直線に並ぶ事を会合といいますが、会合の時期に、最も距離が近くなる事を「最接近」。「最接近」の中でも特に距離が近い時を「大接近」というそうです。

なんで最接近の距離が違うの?
地球の公転周期は365日。火星の公転周期は687日のため、会合周期は約2年2ヶ月です。ただし、「最接近」時の距離は、年によって大きく異なります。
(最接近時の距離)
2016年 5月31日  7528万km
2018年 7月31日  5759万km
2020年10月 6日  6207万km
2025年 1月12日  8145万km
2027年 2月20日 1億142万km
2029年 3月29日  9682万km
2031年 5月12日  8278万km
2033年 7月 5日  6328万km
2035年 9月11日  5691万km

次の「大接近」は17年後の2035年の9月になるようです。なぜ、ここまで最接近時の距離が違うのでしょうか。

これは、地球が太陽を中心にほぼ円状に公転しているのに対し、火星が太陽の中心から少しずれた形で、かつ楕円軌道を描いている事が影響しているようです。そのため、火星が太陽に最も近づく時(近日点)と、会合周期がほぼ一致した時に「大接近」になるため、数年に1度の珍しい現象になるようです。

火星の明るさは、6月下旬から9月上旬まで、マイナス2等を超えて明るく見えるという事で、天体を指導する上では、探究心を喚起するきっかけになりそうです。

参考
・火星の接近(国立天文台)
・火星大接近2018(国立天文台)

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イーロンマスクの火星移住計画 [探究心の喚起]

中学3年生は天体を学習します。「惑星の特徴」について学習しますが、せっかく魅力的な単元なのに、地球型惑星は密度が大きい、木製型惑星は密度が小さいなど、単純暗記で終わってしまうのはもったいない。という事で、惑星の特徴を少しでも印象づけるために、「惑星」に関するネタを収集してみました。

イーロンマスクの火星移住計画
イーロン・マスクが描く「火星移住計画」の衝撃(DIAMOND ONLINE)の引用です
SpaceXの最高経営責任者(CEO)であるイーロンマスク氏は、2016年9月、火星に居住地を建設する「火星移住計画」を発表しました。今後、10数年以内に地球と惑星との間で数千人を輸送する事業をスタートさせ、その後、約40年から100年後には、火星を100万人が暮らし、自給自足できる居住地にする、というものです。

火星移住計画では、巨大な火星行きの惑星間輸送システムで火星まで約80日かかる日数を、最終的には30日まで短縮するとしています。また火星行きのチケットも、1枚10万ドル(約1000万円)まで値下げするなど、具体的なイメージを語っていました。

予算としては100億ドル(約1兆円)もあれば、この計画を進められるとのことでした。さすがにこれほどの資金力はイーロン・マスクをもってしても難しく、「民間の活力からも、政府の資源からも、できる限り多くを得たいと考えている」と語っていました。

宇宙開発のそもそもの目的には、複数の惑星に人類が住むというものがあります。人口が急激に増えたり、資源が枯渇したり、食糧問題や水の危機が起きたりして、地球に何かが起きたとき、別の惑星にも住めるようにしておくという思想があったのです。

また アマゾンの創業者兼CEOのジェフ・ベゾスも、具体的な惑星を限定していませんが、「宇宙に100万人が住んで、100万人が働く」と言っています。宇宙に経済圏を広げる、ということです。

~以上引用~

なぜ火星なのか
理科の教科書のデータを見ると、地球から太陽までの平均距離を1とすると、太陽から金星までの距離は0.7、太陽から木星までの距離は1.5。このデータだけ見ると、金星にも可能性があるのでは?という気がします。

しかし、金星は、大気圧が90気圧もあり、平均気温は400℃以上。厚い硫酸の雲があるというのも障害になりそうです。また、自転周期が243.02日(火星は1.02日)と極端に自転スピードが遅く、実際に住むとなると生活リズムにも影響しそうです。大きな影響があるとは思いませんが、金星だけが他の惑星と違い、自転が時計回りだそうです。

火星の大気の組成は主に二酸化炭素で、植物を栽培できる可能性もあるそう。表面の気温は-140℃~20℃程度。重力は地球の37%程度。月の重力は地球の6分の1に比べると、まだ地球に近い環境と考えられているようです。

また、火星にはかなり強い風が吹いていており、火星での輸送用に翼があるグライダーのように飛ぶものが研究・開発されているそうです。

他の候補は?
イーロン・マスクが描く「火星移住計画」の衝撃(DIAMOND ONLINE)から引用
NASAは最近、人が住める候補天体の範囲を広げてきています。例えば、木星の衛星のひとつ「ガニメデ」。ガニメデは、1610年にガリレオ・ガリレイによって発見された木星の第3衛星です。

なんと、ガニメデには水があることが、すでに発見できています。その想定量が最近の探査プログラムの中ではっきりしたのですが、地球よりも多くの水があると考えられているのです。
~以上引用~

※ガリレオが発見した木星の4大衛星(イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト)。木星は現在60個以上の衛星が発見されている。

ガニメデの半径は2630Km。地球の半径が約6400km、火星の半径3390km、月1737kmと比べると、ガニメデも一つの移住先の候補になってもおかしくない大きさなのかもしれません。ただし、表面温度は-160℃という事で、気温の問題を克服しなければいけません。

追求テーマ
ガニメデに水がある事を発見した仕組みに興味があるのでもう少し調べてみます。また、ガニメデには生物がいるのではという調査も進んでいるようなので、合わせて調べてみます。

あまり時間をかけて扱う単元ではありませんが、少しでも興味関心を引き出す授業ができるよう構成を考えていきます。

参考
イーロン・マスクが描く「火星移住計画」の衝撃(DIAMOND ONLINE)
イーロン・マスク氏「人類存続のため」火星移住を主張--10年で実現の可能性
オーロラから探る、ガニメデの地下海「ガニメデ」木星の第三衛星にも生物?(宇宙の果て)

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理科の指導で読解力を鍛える [読解力をつけるにはどうすればいい?]

理科の授業を通じて読解力を育成する先行事例の中で、中島雅子氏と堀哲夫氏が共同で執筆している「理科教育の読解力育成における研究」が、授業に即活かせる認識が詰まっていたので整理していきます。

アメリカの理科教科書の手法を紹介した鶴岡義彦氏の主張
鶴岡義彦(千葉大学教育学部教授)は、これまでの理科教育で「言葉・文・読解」を軽視する傾向がみられたと指摘した上で、理科教育にも読解が重要な活動であると主張。読解力育成における具体的方法の一つとして、アメリカの小学校の理科教科書にみられる手法を紹介。

(アメリカの理科教科書の特徴)
「読む前」「読み進めているとき」「読了後」のそれぞれにおける「学習に役立つ読み方(Reading to Learn)」が示されている。
内容としては、「読む前」にその話題について何を知っているかを自問する。「読み進めているとき」は推論し、結論を導き出す。など、メタ認知的活動が重視されている。

※メタ認知
学習者が自分で自分の人となりや、学習の状態を評価し、それによって得た情報によって自分を確認し、今後の学習や行動を調整する力。

具体的には以下の4点の言語活動が示されている。
①単語や語句に注目した言語活動
アメリカでは、理科における重要用語の理解と定着を目指した教材が多数認められる。
科学用語を重視し、その正確な意味の理解を目指すとともに、用語(単語・語句)の語源やつくり、日常の意味との差異に留意するようにうながしている。
学習者がもともと持っている用語や概念の意味や理解内容を確認した上で、科学的な概念の正確な理解を促している。

②文や命題に注目した言語活動
命題を重要な学習内容の1単位を成していて、別の明大と関連付ける事によって新たな価値ある内容(命題)を作り出したり、他の知識や情報との関連において、種々の疑問を生み出したりする事ができる。

③段落や文章の全体構成に注目した言語活動
まず単元の全体像を把握して、話題の焦点をつかみ、その話題に関する既有の知識を想起・整理した上で、本単元での学習内容を予測する。

④読解技能や批判的思考力を鍛える
当該の節を超えて他の節や章や単元での学習事項も、更に日々の経験とそこから得た知識を使って考え、書く。

鶴岡氏の提案は、学習の過程における言語活動を重視し、メタ認知の育成を通じた読解力の向上を目指している。

概念の形成過程を可視化する
学習者自身が、自身の学習過程を確認する事は読解力の育成にはかかせない。また、読解力の向上には「メタ認知」の育成が有効。そのためにも「学習者が元々持つ概念」や「その変容」を自覚するとともに、それらを教師が把握する事が重要。

具体的な提案として「一枚ポートフォリオ法(OPPA:One page Portforio Assessment)や「真正の評価」論が上げられる。これらは、概念の形成過程に注目した評価。

メタ認知とは、自分の思考に対する思考であるので、自分の現在の状態をまず確認するための「外化」、それを踏まえた「内省」、さらに「内化」という過程をたどる事が必須。したがって、次の点を注視する必要がある。

①学習者が外化した内容が可視的になっていること
②学習者と教師が外化された同じ内容で確認ができること
③学習者が外化した内容よりも少し上の資質・能力のレベルに対して教師の働きかけが可能になること

外化と教師のフィードバックによる働きかけにより学習者の内化が可能になり、その過程がスパイラルになされていく。

メタ認知の前提となる自己評価
読解力の育成には、学習を通して「学習者が持つ元々の概念」や「その変容」を自覚するとともに、それらを教師が把握する事が重要。つまり、適切な読解力は自己評価によって育成される。教師がいくら口を酸っぱくして説いても、学習者自らが自己の既有の知識や考えに対する不適切性を自覚しない限り、修正や改善などの必然性は生まれてこない。

学習の家庭のあらゆる場面において、学習者自身が適切な自己評価を行う事により、学習者は授業の中で学習内容の修正や改善を繰り返し、かつ確認を行うことになるので、「内化」「内省」「外化」と相まって、メタ認知の育成につながると考えられる。

今日の学びと今後の追求テーマ
・授業構成として、「命題(テーマ)の提示」→「生徒による外化」→「内省を促すフィードバック」→「内化」というのが一つのサイクルとして効果的だと感じました。
・内省を促す際に、自身の概念と教科書を照らし合わせるという作業も組み込めないか検討していきます。
・生徒に単語や語句の正確な理解を促すためにも、まずは講師が曖昧な語句の正確な意味を把握する必要があると思いました(例えば天体であれば「惑星」や「天体」といった用語)。
・アメリカの理科の教科書に載っているという「Reading to Learn」の詳細を調べてみます。
・「一枚ポートフォリオ法」や「真正の評価」については把握していないので調べてみます。

参考
理科教育の読解力育成における研究-概念の形成過程を中心として-

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授業を通じて読解力を育成する~先行事例~ [読解力をつけるにはどうすればいい?]

科目の好き嫌いよりも読解力の方が偏差値との相関が高いという情報をもとに、教科学習を通じて読解力を育成する事が、今後の教科指導においても重要になると考えるようになりました。

調べてみると、教科学習を通じて読解力を育成しようという試みは、多くの先行事例がある事が分かりました。まずは、私が主に担当している数学・理科を中心に、「読解力を育成する教科指導」に関する先行事例を整理します。

読解力育成に関する先行事例
・理科および読解力について(猿田祐嗣)
・理科における「読解力 (科学的 」 な思考力)を育成するための授業構造
・理科教育の読解力育成における研究( 中島雅子 堀哲夫)
・理科学習におけるPISA型「読解力」育成のための工夫
・埼玉県立総合教育センター 平成19年度 調査研究「読解力を育成する教科指導」
・高等学校理科における読解力の育成に関する研究
・小学校理科の学習と「読解力」
・中学校理科の学習と「読解力」
・小・中学校における読解力の向上を図るための研究
・「読解力」の育成を目指す算数・数学科の授業改善

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