So-net無料ブログ作成
最新教育事例 ブログトップ
前の10件 | -

5ラウンド制~横浜市発の英語教育~ [最新教育事例]

横浜市立南高校附属中学校で実践されている英語の「5ラウンド制」教育の成果が注目を集め、徐々に広がりをみせているようです。

【「5ラウンド制」とは】
1年間で教科書を5回繰り返して学習することで理解を深める英語指導法
(1巡目)約2カ月かけて文章に関連する「絵」を見ながらテキスト全文のリスニングだけを実施。
(2巡目)約1カ月かけて、聞いた音から単語や短文をばらばらにしたものを正しい文に並べ替える作業を実施。
(3巡目)約1カ月半かけて音読を実施。
(4巡目)約2カ月をかけて、一部が穴あきになった本文を音読できるか実施。
(5巡目)会話形式の本文のやり取りを参考に、自らの言葉で説明しながら友達に伝える作業を行う。※50分の授業のうち、前半15分でスピーチやディスカッションなど「アウトプット」作業にあて、後半35分で「インプット」作業を行うという。

【「5ラウンド制」の成果】
横浜市立南高校附属中学校の中学校3年生の英検準2級以上の取得率86%(27年度に英検準2級を取得、ないしは同等の能力をもつ人は高校3年生は34・3%)

【「5ラウンド制」は広がるのか?】
横浜市教育委員会は平成29年度にラウンド制導入に向けた「英語教育協力研究校」として市内中学校を2校、生徒に求められる英語力を達成するための学習目標を設定した指標「CAN-DOリスト」作成の研究を行う中学校を2校の計4校募り、教育効果などの研究を開始。
※平成29年には、市立中川西中学校(都筑区)で、5ラウンド制を導入。
※平成30年の5ラウンド制導入校がどこまで広がっているかは把握できていませんが、私が指導している対象中学校でも、中学1年生の授業で「5ラウンド制」が導入されているます。最初の定期テストは約8割がリスニング問題でした。
※横浜市立南高校附属中学校で成果がみられているとはいえ、同校は毎年8倍前後の高倍率を突破した生徒による成果。一般の公立中学校での成果次第で今後の広まりが左右されそうです。

【参考】
横浜市、一部公立中で英語「5ラウンド制」学力向上に大きな効果(産経ニュース)
ここがスゴイ!私たちの英語教育、私たちの英検活用(横浜市立南高等学校附属中学校)
横浜5 Round System 〜1年に教科書を5回くり返す中学校英語授業〜(you tube)

人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

早稲田大学入試改革 [最新教育事例]

早稲田大学は2021年度入試(現高1世代)からの一般入試改革を発表しました。
【政治経済学部の出題科目を全面的に見直し】
(現在の一般入試)
・英語・国語・世界史・日本史・数学の大学独自試験を実施し、3科目の総得点で合否を決める。
(2021年度入試)
・大学入学共通テスト(現在のセンター試験の後継)を全受験生に課し、外国語・国語・数学Ⅰ・Aを必須とし、原則4科目を受験。
⇒学部教育で統計など数学を用いた分析方法の教育を重視しているため数学を必須に。
・教科の枠を超えて日本語と英語の長文を読み解く独自試験を導入。英語で図表を読み解かせたり、日本語の社会科学的な思考を問うたりする考えで、記述解答を含む。文章を読んだうえで、自分の考えを述べる問も想定。
・英語の民間の資格・検定試験も全員に課す。
⇒学部教育を日本語と英語の両言語で行う方針をふまえた改革。

【入試改革の意図】
・「早稲田の政経の受験勉強」をしないと通らない入試から、幅広く勉強をしている人が受けやすい入試に変えたい。
・高校では幅広く基礎を学んでもらい、そのうえで考えてもらう入試にしたい。
・高校で探求学習が進めば新しい独自試験には十分に対応できる。討論など、主体性を重んじ、思考力を鍛える教育が行われても、高校3年生になると大学受験のための勉強で分断されてしまっている
そういうムダをやめたい。

【一般入試の全受験生に「校内外での経験」記入を求める】
・受身ではなく、自分の意思で他の人と協力して取り組んだ経験を重視する狙いで、例えば高校の授業や総合学習、部活、行事、ボランティア、留学、資格・検定の取得、表彰といった活動を想定。
・点数化はせず、選抜には事実上使われないが、記入がないと志願要件を満たしていないと判断される。記入内容は当面は入学後の教育の参考にする。今後調査書の電子化が実現したり入試日程に変更があったりした場合は、点数化なども検討。
・「高校内外で少しでも主体的に他者とかかわりあう、それをもとに考える経験をしてもらいたい」というメッセージを伝える意図。

現在も、私立大学の合格者の絞込みなど受験環境の変化が見られますが、早稲田政経の数学の必須化は、他大学の文系と言われる学科の入試制度にも影響を与えるのではないでしょうか。合科目型の入試問題の導入についても、従来の受験テクニックや解法暗記型の勉強や指導法では対応できず、「思考力」「表現力」を鍛える指導ができる塾でなければ今後生き残っていく事はできないと考えています。

【参考】
【大学受験2021】早稲田大、政経など3学部で大学入学共通テスト導入
早大政経が脱「私大文系入試」 教科の独自試験を廃止「長い受験勉強は不要に」

人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

ミネルバ大学が大学を変える [最新教育事例]

最近、「ミネルバ大学」というキーワドを目にする機会が多くなり調べてみました。将来の「学び」「大学」のスタンダードの形式になりうるのではないかという刺激と大きな可能性を感じました。

①ミネルバ大学とは
・2014年9月サンフランシスコに開校。
・米国のトップ校が高額な学費を必要とする一方、必ずしも社会のニーズに適応した人材を輩出できていない事に危機感を抱いた人々が、世界をリードできる人材を育てる目的で創立。
・初年度に98カ国、1万1000人の応募があり、合格率は2.8%(最新の合格率は1.9%)。
・世界7都市のキャンパスを移動しながらまわる全寮制4年生大学。
・創設者ベン・ネルソン(写真共有アプリSnapfish創業者)。
・授業は少人数のセミナー式のオンライン授業。
・現在の学生約150名のうち、約80%が米国籍外の学生(米英のトップ校の学部留学生比率、約10〜15%)。出身国は40カ国以上。

②ミネルバ大学のオンライン授業
・講師のモニターには一人一人の表情、作業の手元がはっきり映り、やる気や理解度が手に取るようにわかる。
・18名ひとクラスの授業は全てオンライン。教授の側が世界各地からコールインする。
・個人の発言時間を自動的に計測。発言量のバランスを見ながら講師がクラス進行をできる。
・自動筆記で即時にテキスト化されるのでフィードバックが早く確実にできる。
・特定の学生が授業についていけていないことをアルゴリズムがキャッチすると教授側にアラート(警告)が発される。
・大掛かりな施設や講堂が不要になるためコストを抑えられる。生活費を含めた学費が3万ドル(アイビーリーグの4分の1)

②ミネルバ大学のカリキュラム
・1年次は日本でいう教養課程のような共通授業を受ける。物事の見方の120パターンの癖を矯正し、4つの学びの基本コンセプト(分析/複雑系/実証分析/修辞学)を学ぶ。
・学部卒業生として求められる能力は、①Thinking Critically(批判的に考える) ②Thinking Creatively(想像豊かに考える) ③Communicating Effectively(円滑なコミュニケーション)という3つのコア・スキルをバランス良く、"流暢に"使いこなせること。
・専攻は2年次に決定。
・2年目、ソウル(韓国)・ハイデラバード(インド)
・3年目、ベルリン(ドイツ)・ブエノスアイレス(アルゼンチン)
・4年目、ロンドン(英国)、台北(台湾)
・滞在する各都市では、その地の企業や団体でのプロジェクト学習、インターンなどが行われ、4つの技能を深く身につける。
・学年末テストの代わりとなるFinal Projectの一例としては「Wikipediaの新サービスを開発する」といった極めて実践的なものもある

③選考方法
・手続き上の基本書類を提出し、IQテストのような独自のオンライン試験、課外活動の提出、成績表の提出(英語)、オンライン面接。
・オンライン面接は口頭の応答だけでなく、エッセーの提出が必要。その場で書く過程を面接官がモニタリング。ノートや辞書は持ち込み不可で、素の自分の記述力が問われる。

「自身の学び」と「実践」「協働」を結びつける場として、最善の環境を整えているミネルバ大学。創設3年でこれだけの評価と注目を集めている事を考えると、今後、同様の形態の大学が増えていくのではないかと感じさせます。大学とは「問題解決のために自身の学びと他者の学びを付き合わせて最適解を紡ぎ出していく場」この機能を果たせない大学は今後淘汰されていくのではないでしょうか。

【参考】
ミネルバ大学 - Future Edu Tokyo
ハーバードより難関、全寮制”ミネルバ大学”がぶち壊すオンライン大学の常識
世界で最も入りにくい大学、「ミネルヴァ」の3つの秘密
世界最難関・ミネルバ大学 初の日本人学生として


人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

工学院大学附属中学校・高等学校の教育がすごい [最新教育事例]

工学院大学附属中学校・高等学校の教育はまさに最先端教育の実践の名にふさわしいと感じ、知れば知るほど刺激を受けています。

①グローバル&サイエンス教育
・社会、理科の授業では、海外でおきている最新情報などを積極的に取り入れ、英語をツールとして用いることを習慣化。
・「ハイブリッドインターナショナルコース」では、ネイティブスピーカーの教員が英語・数学・理科の授業を英語で行い、入学時から英語のシャワーを浴びる「イマージョン教育」によってリスニングの基礎を固め、美しい発音を身につける。

②21世紀型授業
・PIL(Peer Instruction Lecture)生徒と先生が相互方向に行う対話型授業。
・PBL(Project Based learning)問題解決型授業。
⇒知識の活用力や主体性、コミュニケーション力といった実社会で必要な力を育てる。

③思考コードの導入スタート
【横軸】
Knowledge(知識)
Application(応用・適用)
Full use(フル活用)
【縦軸】
Learning(学習)
Critical Thinking(批判的思考)
Design&Action(創造・行動)
・3×3のマトリクスで生徒の学習到達度を評価

工学院大学附属中学校は他にもICT利用や「デザイン思考」の授業など興味深い取り組みを他に先駆けて行っています。教師の研修体制も気になるところ。今後も注目して、私自身の実践に活かしていきます。

【参考】
工学院大学附属中学校・高等学校
日本初のハイブリッドインターナショナルクラスを始動した“21...
私立学校研究 (c) ホンマノオト
未来の「教える」をどうデザインする?──工学院大学附属中学校・高橋一也さんの取り組み(前編)
工学院 ミネルバ大学もうなるSGT教師陣

世界で大活躍できる13歳からの学び

世界で大活躍できる13歳からの学び

  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2016/10/28
  • メディア: Kindle版



人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

STEM(STEAM)教育~AI時代を生き抜く力を身につける~ [最新教育事例]

人工知能に使われるのではなく、使う側になるための能力として、「STEM」あるいは「STEM教育」という言葉が頻繁に使われるようになっています。
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Mathematics(数学)
また、この頭文字にArt(芸術)を加えた「STEAM」という言葉も使われるようになっているようです。個人的には、「STEAM」の方が、今後必要な能力としてはしっくりきます。「STEAM」を身につけるにはどうすればいいのか?どのような取り組みがなされているのか?を調べてみました。

【STEMが注目されるようになった背景】
・2012年のPISA(OECDの生徒の学習到達度調査)でアメリカのランキングが低迷(数学的リテラシー36位・科学的リテラシー28位・読解力24位)。オバマ大統領がSTEM教育に力を入れるように。
・IT人材の需要の増加(システムエンジニアは高収入に)。行動なスキルを持ったIT人材は慢性的に不足。人工知能・ロボットが普及していく近未来では、さらに不足すると考えられる。
・2013年9月。オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授は2013年当時から10~20年の間に、アメリカの総雇用者の約47%の仕事が機械に代替されると予測。2015年12月野村総合研究所が10~20年後日本の労働人口の約49%がAIやロボットなどに代替されると予測。⇒STEMを学習することで、AIを使う側を目指す事が必要に。

【STEM学習】
・まずは最先端テクノロジーに実際に触れる(ドローン・VR・3Dプリンター等)。
・わからない事があったらコンピューターを使って調べる(google・YouTube・Siri・Cortana等)
・実体験して、実感してから理解する。

今回、主に参考にした書籍の著者である、成毛眞氏も、神野元基氏も、まずはテクノロジーに触れる機会(実体験)を重視しています。そして、実体験と数学や理科の学習との関係性・繋がりを伝える事を重要視しています。保護者にとって、今までゲームやスマホは有害なものという認識が優勢だったと思いますが、積極的な利用を推奨するのが常識になる日も近いかもしれません。また、豊かな実体験を積ませるためにも、知識習得型の学習はできる限り効率的にしていく必要があると思います。もしかしたら、制限すべきはゲームではなく、勉強時間の方なのかもしれません。

【参考図書】

AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)

AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)

  • 作者: 成毛 眞
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: 新書



人工知能時代を生き抜く子どもの育て方

人工知能時代を生き抜く子どもの育て方

  • 作者: 神野 元基
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/04/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に

人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

福沢諭吉の学び~問題解決力の土台は知識の習得~ [最新教育事例]

齋藤孝氏は、「アクティブラーニング」「問題解決型学習」という言葉・形式だけが先行し、従来の「伝統的な教育」の優れた点が軽視される事を危惧しています。福沢諭吉の学習遍歴を例にして、「問題解決型学習」と「伝統的教育」の両立を提唱しています。

【福沢諭吉の理念】
・西洋諸国の文明を学び、実学を重んじた。
・科学を中心として、実際に役に立つ学問を強調した。
・知見や知識は相互に交換されることによって、価値が高まる。グループディスカッションやプレゼンテーションの重要性を提唱。
・慶應義塾大学のカリキュラムでは洋書を原書で読めるようになることを柱として挙げている(原書を読むことができれば、進んだ学問を自分で学ぶことができる)。
・「学問の要は活用にあるのみ。活用なき学問は無学に等しい」

【福沢諭吉の学習遍歴】
・「孟子」の素読。
・「左伝(春秋左氏伝)」を全十五巻通読し十一回読み返し、面白いところを暗記していた。
・緒方洪庵の適塾でオランダ語を修行

【適塾の特徴】
・オランダ語の試験があり、徹底的に読む訓練。
・読解するという地味な勉強をひたすら何年も続ける。
・月に6回の試験で、オランダ語を読む力があるかないかが明確な基準ではかられ、順位がつけられる。
・洪庵は上級の学生に時折話をする程度。塾生の勉強のほとんどは、塾生同士の自主的な学習に任されていた。
・入塾した初心者は、先輩から文法を教わる。
・10人~15人程度の集まりの「会読」に参加。当てられた箇所を日本語に訳す。「会頭」というリーダーがそれを評価。
・「会読」は月に6回ほど。この6回が厳しい試験に当たっている。
・塾のレベルわけは7~8級程度。級が上がるには、自分がいる級で一番の席を3ヶ月占めている必要がある。
・「会読」のテキスト以外は先輩が後輩に教えてあげる事はあるが、「会読」のテキストに関しては質問することは許されない。
※「切磋琢磨」という言葉通り、お互いに磨き合う関係性、緊張感のある場が形成されていた。

福沢諭吉の事例から、「知識習得(従来型学習)の重要性」「塾の存在意義(切磋琢磨できる場の形成)」「形式ではなく、アクティブに学ぶ事の重要性」などが浮かんできます。

現在、高校の説明会や体験授業でもアクティブラーニングの体験をする学校が増えているようですが、生徒の反応は必ずしも肯定的なものではありません。中身のない議論、目的意識が不鮮明な議論など、形式のみが先行して知識の習得さえも機能しなくなってしまう事は避けたいところです。重要な事はアクティブに学ぶ事。そのためにできる事はなにかを考え、実践し続けます。

【参考】

新しい学力 (岩波新書)

新しい学力 (岩波新書)

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/11/19
  • メディア: 新書



教育力 (岩波新書)

教育力 (岩波新書)

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2007/01/19
  • メディア: 新書



座右の諭吉 才能より決断 (光文社新書)

座右の諭吉 才能より決断 (光文社新書)

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2004/11/13
  • メディア: 新書



人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

松下村塾に学ぶ問題解決型学習 [最新教育事例]

齋藤孝氏によると、吉田松陰の松下村塾は、江戸時代末期にすでにアクティブラーニングが実践されていたとの事。最新教育事例ではありませんが、松下村塾について整理します。

【松下村塾の概要】
・安政三年(1865)七月~安政五年(1867)十二月までの二年半、松陰によって運営された。

【塾生】
久坂玄瑞(禁門の変の中心人物)
高杉晋作(奇兵隊を組織して幕府に勝利)
伊藤博文(初代総理大臣)
山縣有朋(元帥陸軍大将)

【吉田松蔭の理念】
・「何のために学問をするのか?」⇒実行が第一(ただの本を読む学者になってはいけない)。
・ただ古典を読むだけでは不十分。現実を見、戦略を考えよ。
・教師と生徒の関係というよりは、ともに学ぶ同士的な関係を重んじていた。
・「飛耳長目(ひじちょうもく」(広く見聞きして情報を集める)

【松下村塾の特徴】
・目指しているたのは一人ひとりを生かす教育。
・教科書は塾生が選択する事も多かった(教師の松陰がよいと思った本をテキストにする事もある)。
・何を学ぶか、どのような教科書で学ぶかが塾生に任されていた。
・出入りが自由。
・来るメンバーや時間もバラバラ。
・松陰は塾生たちの間を移動し、個人指導を行っていた。
・現実の問題に対して、どのような解決策があるかを問うレポート課題も出している(松陰が丁寧なコメントをつける)。
・古典をテキストにして、現在の問題を議論することも(例)「孟子」を引用して日本の問題に引きつけて講義。
・古典と現実の問題を結びつけ、つねに問いかけをし、意識をアクティブにさせていく。
・松陰自身の情熱を伝える事によって、塾生たちの意識自体が活性化。
・天野清三郎(生徒)の松陰に関する証言「怒った事は知らない。人に親切で、誰にでもあっさりとして、丁寧な言葉遣いの人であった。」

問題解決型学習を担う講師にとって重要な事が2点浮かび上がってきます。
①講師自身が現実の問題に答えを出すために、学び、実践している事
②テキストと現実の問題を結びつける問いを投げかける事
上記2点を意識して実践・報告を継続していきます。

【参考】

新しい学力 (岩波新書)

新しい学力 (岩波新書)

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/11/19
  • メディア: 新書


吉田松陰.com

人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

問題レベル・評価を明確にする「ルーブリック」「思考コード」 [最新教育事例]

2020年の入試問題を見て、「この問題で一体何を評価しようとしているのか?」「このような問題を解けるようにするにはどのような指導をすべきなのか?」スッキリしない点が多かったので、引き続き追求していきます。

【首都圏模試センターの「思考コード」】
「思考レベル」と「問題難度」の2つの軸で問題を分類。
「思考レベル」
A知識・理解思考(知識を問う問題。知識を理解し運用できているか問う問題)
B論理的思考(情報を分析整理する力。論理的に説明する力を問う問題)
C創造的思考(自分お考えを表現したり、様々な知識や想像力を活用したりする力を問う問題)
「問題難度」
1単純(単純関係/一問一答)
2複雑(カテゴライズ)
3変容(全体関係)
「思考コード」は、「思考レベル」と「問題難度」の3×3のマトリクスで問題を分類しているようです。この考え方は、欧米では「ルーブリック」と呼ばれ、学力をはかる「ものさし」として利用されているそうです。

この「ルーブリック」という視点は、講師が発問を考える際に、どの水準の発問かを明確にしたり、思考力・表現力・判断力を生徒自身が自己評価する事にも活用できそうです。

【参考】
子供の学力の新観点「思考コード」を知っていますか?
グローバル教育 気になるキーワード VOL.5 ルーブリック | G-Edu
2020年からの教師問題 (ベスト新書)

2020年からの教師問題 (ベスト新書)

  • 作者: 石川 一郎
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2017/01/07
  • メディア: 新書



人気ブログランキング
nice!(0) 
共通テーマ:仕事

MOOCの普及で学びの場が開かれる [最新教育事例]

無料で受講できるオンライン講座、MOOC(Massive Open Online Course)の普及が進んでいます。
カーンアカデミーもその一つですが、世界のトップレベルの講座を視聴する事も可能です。大学に行かなくても、大学の講義を受講する事が可能。また、MOOCの活用が新たな才能発掘につながる事例も出ているようです。〝超天才〟を世界で発掘!? モンゴル15歳少年が学費免除でMITへ 「edX」は大学教育を根底から変えるか

世界のトップ大学の無料公開オンライン講座を視聴できる主なMOOCは以下
①コーセラ(Coursera)
②エドエックス(EDX)
③ユーダシティー(Udacity)
④フューチャーラーン(Futurelearn)

私もEDXで、隈研吾氏(東京大学教授)の「Four Facets of Contemporary Japanese Architecture: Theory」という講座を視聴してみました。全世界に日本建築の魅力を紹介するといういう講座ですが、無料で、誰でも視聴できるというのは本当にすごいです。主体性さえあれば、学びの機会は広く開かれている事を実感しました。

オンライン講座では学習の持続という点で、まだ課題があるそうですが、今後まだまだ広がりを見せると思います。

【参考】



〝超天才〟を世界で発掘!? モンゴル15歳少年が学費免除でMITへ 「edX」は大学教育を根底から変えるか
「英語で学ぶ」を始めてみよう!超一流大学の授業を日本で受講できるオンライン大学講座「MOOC」とは?

人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

サルマンカーン氏が推奨する学び方 [最新教育事例]

サルマンカーン氏は、完全習得学習以外にも、効果的な学びのための多くの方法論を提示しています。

①1レッスン10分以下
講義型授業で集中力が維持できるのは10分~18分。講義終盤は3~4分が限界。多くの検証データが同様のデータを示しているのに、授業に変化をつけるなど、教師側の工夫に委ねているのが現状。
⇒カーンアカデミーのビデオは1レッスン10分以下

②連想学習
新しく学んだことをすでに知っている事に関連付ける事で理解を深め記憶を持続させる事ができる。今習っている事が何と関連しているか把握する事が重要。
⇒「知識マップ」によって、今学んでいることと、他の学習内容とのつながりが把握できるように。

③マイペース学習
いつ・どこで学ぶか、学ぶペースを自由に決めさせる。能動的学習を重視

カーン氏が重視しているのは「能動的学習」。カーンアカデミーにより、無学年制の授業空間や、教師の個別対応、生徒同士の教え合いの余力も生まれる。知識習得が効率化される事で、問題解決や実践型のグループワークの時間を多く確保する事も推奨しています。

子どもたちの可能性を最大化するために出来る事はまだまだありそうです。私自身も、引き続き学びと実践を継続していきます。

【参考】

世界はひとつの教室

世界はひとつの教室

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/05/23
  • メディア: Kindle版



人気ブログランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事
前の10件 | - 最新教育事例 ブログトップ