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イーロン・マスク氏が考える教育 [海外教育事例]

自身の子ども達のために、学校(アド・アストラ)を設立しているイーロン・マスク氏。
スタンフォード大学大学院を2日で退学し、学位も高校も必要ないというマスク氏が、教育に対してどのような考えを持っているのか整理してみました。

【イーロン・マスク氏が考える教育と教育の問題点】
・教育とは「データ」や「アルゴリズム」を脳にダウンロードすること
※アルゴリズム:問題を解くための手順を定式化したもの
・学習プロセスはゲームのように楽しくなければなならい
・生徒は「なぜこれを学んでいるんだ?」と思っており、実際そこで学ぶ殆どは将来使わないので意味がない。
・一回立ち止まって「何故これらを教えているんだろう?」と考え、「何故」を教えなければならない。
・物事の本質を説明できればやる気につながり、学ぶ目的を理解するはず。
・「公式を何故学ぶか?」を伝えられずに勉強し、覚えようとしても本質は理解できない。
・「教育」=「本質を理解するため」

【アド・アストラとは?】
・年級分けなし
・その時々によって興味や能力も違うのでそれに合わせて指導
・問題解決ツールよりも、問題解決を教える。これにより問題と問題解決方法がつながる。


「何故これを教えているのか?」「なぜこれを学ぶ必要があるのか?」を生徒に伝える事は、教育者としての義務であると感じる。現状、明確に言語化出来ていない事が多いが、子ども達の学ぶ意欲を喚起するためにも、しっかりと考える必要があるテーマ。マスク氏の考える「本質」とは何か?も著作やネット記事を参考に学んでいきたい。

【参考】
【翻訳】イーロン・マスク#2
イーロン・マスクが学校を設立した理由
【世界最高の起業家】天才イーロンマスクの野望と経歴が異次元すぎる!

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3分の2が職業高校に進学するスイスの教育システム [海外教育事例]

【スイス教育の理念】
・ペスタロッチ(民衆教育の父)がスイス教育の理論的土台
⇒将来子どもが経済的に自立できるように、知的教育とともに、実践的な教育を重視
・「生活と仕事の準備をする」ことが教育の目標として掲げられている。
・職業的自立が成し遂げられるように、教育システムが組み立てられている。

【スイスの状況】
・2012年:失業率3%前後と低い水準を維持(特に若年層の失業率が低い)。
・国民の幸福度は先進国トップ。
・優れた技術を有する工業国(精密機械・機械工業・化学工業・製薬では世界でも有数の輸出国)。

【スイスの教育システム】
・小学校が4~6年、中学校が5~3年というのが平均的で、9年間の義務教育を終えるとほとんどの生徒が高校に進学。
・約3分の1はギムナジウムなどの普通高校(4年間)に、3分の2は職業高校(3年間)に進む。
・大学進学希望者は最終学年に大学入学資格(マトゥーラ)を取得して、その成績に応じて希望の大学・学部に進学。
・医学部を除いて、大学入学試験はなし
・平均で5年程度の在籍で大学を卒業するが、その間に兵役義務があるため、大学卒業時の年齢は若くても25歳程度に

【職業高校の特徴】
・中学卒業後に職業訓練をしながら職業学校に通う「二元制度(デュアルシステム)」。働きながら、週に1~2日は職業専門学校やカレッジで学ぶ。
・給料は安い代わりに、雇い主は責任を持って若者に技術指導し、学校に通えるように配慮。
・訓練できる職種は260種以上もある。
・見習い期間の最後に資格試験があり、それに合格すると正式な資格がもらえる(その専門技術は、大学で専門教育を受けたレベルを凌ぐ)。
・資格を取ると、特定の企業や雇い先だけでなく、全国どこでも通用するので、将来の仕事口や収入は安定。
・見習い契約を結ぶ段階で、将来需要が少ない職種では募集が減り、需要増が見込める職種は募集が増えるため、需要のない職業訓練を行うことがおこりにくい。

【中等教育は数学を重視】
・技術的な仕事をするうえで、数学が鍵をにぎるという考え)
・2015PISAは数学的リテラシー8位(日本は5位)
・数学指導のポイント
1.具体的な問題から考えさせる
2.一方的に話すのではなく、やり取りをしながら説明
3.実際に手を動かしたり、発表することを重視
4.自分で問題に取り組む時間を取り、教師が苦手な生徒を中心にサポート
5.自己発見型というよりも、教師が導く補助誘導型(自己発見型にしすぎると、数学が苦手な生徒が混乱や迷走を招き、効果が上がらない)

高校進学時に3分の2が職業高校を選択するという状況に驚きます。小中学校の間に、適性を判断するための指導も徹底しているようです。「教育=職業的自立」という視点は、小中学生に現実社会の問題点を自分事としてとらえ、追及するきっかけにもなりそうです。

【参考】
世界の学校を見てみよう(外務省)
諸外国・地域の学校情報(外務省)
スイスの教育制度 -即戦力の人材を育てる、職業教育に力を入れる国
国際競争に負けない、スイスの大学教育
スイスの教育制度
スイスの学校教育システムについて。小学校高学年で、進学コースがすでに分かれる

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10歳で進路を決めるドイツの教育 [海外教育事例]

【ドイツの教育制度】
①小学校(基礎学校:グルントシューレ4年)
・小学校4年が終わった段階で進路を決める事になる。
・自立に向けた意識づけが小学校に上がったころから少しずつ始まる。

②中等教育(総合制学校・ギムナジウム・実技学校・基幹学校)
A.ギムナジウム(9年)
・大学進学のための中高一貫教育校
・ギムナジウムに通う生徒は増加傾向
・2007年頃より8年制を導入する州が出てきた(9年生だと、他国よりも大学進学が1年遅れるため)。
・大学に進むのは全体の3分の1。大学を卒業する割合は2割。
・大学に進むためには「アビィトゥーア」と呼ばれる大学入学資格試験に合格する必要がある。
・「アビィトゥーア」は選択2科目+口頭試問。一発勝負で、浪人して受けなおす事はできない。
・医学部・歯学部は志願者が増え、別枠で入学試験を実施している。
B.実技学校(6年)
・ドイツでは職業資格であるマイスター制度が残っているため、いったんマイスターを獲得すると社会的地位も高く、生活は安定しやすい。
・中級卒業資格を得て、特殊な職業専門学校または専門上級学校を進んで、企業の管理事務職員または商売・サービス産業の従事者になることを目指す。
C.基幹学校(5年)
・卒業後、職人や会社の下で訓練を受けながら、職業学校で学ぶ(ドイツでは、職場と同時に学校でも訓練するという二元職業教育制度をとるのが特徴)。
D.総合制学校
・3つの学校を包含した学校

③高等教育(総合大学・専科大学)
・アビトゥア合格者は、原則的にほとんどの大学や高等教育機関へ進学できる。

【ドイツ教育の問題点】
・10歳の子どもが自分で進路を決められないと自然と親が子どもの人生を決めることになる。
・専門高等教育を目指す生徒が増え、基幹学校を目指す生徒が減少。そのため基幹学校は、成績が悪い生徒や移民が多く通う学校というレッテルが貼られるようになってしまった。
・企業も実技学校からの生徒を好んで採用するようになった
・デュアルシステムの訓練内容が、情報技術などの技術変化やサービス産業の増加などの構造変化にリアルタイムに対応できていない。
・産業によっては習得する技術の陳腐化が早まっていることも問題となっている

※小4での進路選択は、私の教室の生徒に大きな衝撃と、将来を考えるきっかけを与える事につながると感じています。

【参考】
ドイツの教育制度
悩める学校教育制度
10歳で人生が決まるドイツの教育は「正しい」のか?
ドイツの学校制度と職業教育
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2015PISA世界一~シンガポールの教育制度~ [海外教育事例]

2015PISA(国際学力到達度調査)で世界No1になったシンガポール。その教育制度について整理します。

①小学校(Primary:6年間)
・義務教育はPrimaryまで(義務教育制度ができたのは2003年から)
・小学校卒業時にPSLEという試験があり、ここで普通の中学校へ進んで大学進学の道を進むのか、技術系の学校へ行くのかが決定する(技術系の学校から大学進学も不可能ではないが、複雑な進路と長い年月が必要に)。
・PSLEでよい点数を取るために、みんな必死に勉強する。

②中学校(Secondary:4年から5年)
・PSLEの結果をもとに3コースに割り振り
A.Express(上位6割)
B.Normal(Academic)(2割)
C.Normal(Technical)(1割)・・・中卒で終わる人も多い
・2%ぐらいが、中学に進むことが許されない。留年するか、Special Education Schoolに行くか。
【大学入試のための資格試験GCEの受験】
・Expressは4年で「GCE O Level」を受験。このスコアが良ければJunior Collegeに進学(合格するのは受験者の3分の1程度)。
・Normal(A)は4年で「GCE N(A) Level」を受験。結果が良ければ5年で「GCE O Level」を受験。
・「GCE N(A) Level」のスコアでもPolytechnics(技術系の高等教育機関)に進学できる。

③高等専門学校・ジュニアカレッジ・大学など(Post Secondary:1年から6年)
・Junior Collegeに2年間通って、「GCE A Level」をとって大学に進む。
・大学のほかに、PolytechnicsやITE(Institute of Technical Education)とArts Institutionsなどもある。
・国内の公立大学への進学は約3割。難関を勝ち抜いた一部エリートのみが国費留学などを経て、政府や政府系企業の職員となり、将来を保証される。
・5割弱がPolytechnics(技術系の高等教育機関)、2割強がITE(職業訓練学校)を経て就職するが、好待遇は望みにくいのが現状。

※シンガポールの状況
・小学生の5人に1人。中学生の4人に1人がいじめを経験
・貧富の格差は日本を上回っている
・生活保護や失業保険の制度なし
・2020年までに、大学進学率40%が目標
・「思考能力を高める教育」「実社会の状況と文脈に対応する力」を重視
・シンガポール国立大学はアジアトップ(世界24位)
・国民一人あたりの総生産はアジアトップ

子ども達に、シンガポールの教育制度を伝えると、大半の生徒が、中学・高校入学後に、自分の進路を考える時間が残されている日本の教育制度にありがたみを感じていました。また、同世代の小中学生が日本以上に激しい競争環境に身を置き、将来の事を真剣に考えている事にも刺激を受けたようです。

【参考】
シンガポールの教育制度と、教育レベルについて
The Singapore Education Landscape
シンガポールな何故、国際学習到達度調査で世界一位を独占できたのでしょうか?
「一生涯詰め込み教育」が国のサバイバル戦略のシンガポール
シンガポールの学校制度と試験について
シンガポール首位独占のワケ(産経ニュース)


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フィンランドの教育②~エンゲストローム「拡張する学習理論」~ [海外教育事例]

フィンランド教育の理論的ベースに、エンゲストロームの「拡張する学習理論」という理論があるようです。引き続き、岡田尊司氏の著書をもとに紹介していきます。

①ジャン・ピアジュの「個人的構成主義」
・ピアジュ(スイスの発達心理学者)
・学習が受動的に知識を与えられるものではなく、能動的な体験の中で、自分の中で構成されるものであるという考えを確立。
・学習の個人的な側面や認知的な側面に重きを置いているため、「個人的構成主義」「認知的構成主義」と呼ばれる。

②グループ学習のバックボーンはレフ・ヴィゴツキーの「社会的構成主義」
・ヴィゴツキー(ロシアの発達心理学者/学習の社会的な側面を強調)
・子ども達の精神的発達が社会的なかかわりを通して起こることに注目。
・知能を個人的な能力ととらえるのではなく、人と関わる中で発達するものととらえた。
⇒共同で学ぶことを重視。教えあったり、真似たりしながら学ぶことが本来の学習だと考えた。(しかも、グループは違ったレベルの子どもを集めたほうがうまく機能する事にも気づいた)
・社会的な目的のために、知識や情報を収集し、それを自分なりに構成して、社会に発信することが学習
⇒学習には実践的な目的があり、主体的な営みがあり、他人との相互的な関わりがある。
(企業や研究室での実際の活動にも通じる)

③エンゲストローム「拡張する学習」
・エンゲストローム(フィンランドの教育学者)
・ヴィゴツキーの社会的構成主義に修正を加え、「拡張する学習」という教育理論として定着。
・知識は単なる受け入れではなく、主体的に発見し、創造するものであり、子どもに与えるべき決まった知識などない。
※拡張的学習サイクル(浜村拓夫の世界より)
「なぜ」という日常における疑問を出発点として,実践へと転換し,反省するという過程を繰り返しながら集団的に拡張し,「学び合い」「育ちあう」ことで,最終的に具体的な新しい実践を生み出していくというもの。

実践的な学習/グループ学習/アクティブラーニングなど、教科学習や知識の一斉伝達授業に代わる新たな試みは、今後数多く取り入れられていくと思います。私自身も理論勉強と実践を通じ、拡張する学習者として学んでいきたいと思います。

【参考】
子どもが自立できる教育

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浜村拓夫の世界

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主体性を育むために⑥~まず講師が主体的に学び成長すること~ [海外教育事例]

フィンランド教育の事例から、子どもたちの主体性を育むには、講師の主体性が何よりも重要であると感じました。以下、矛盾した情報も含みますが、フィンランドの教員制度の概要です。

「子どもが自立できる教育」より
・全員が大学院修士課程修了者
・大きな裁量権と保証された地位
・給与は経験年数で決まる。競争原理を持ち込んで、点数や人気に踊らされたのでは本当の教育はできない。
・教師自身が自信と余裕を持ち、自分の責任感と自主的な意欲によって取り組むのに任せたほうがのびのびとした教育が行われる。

「フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選」より
・教師は人気職業。2014年にヘルシンキ大学の入学試験を受けた教師志望の受験者のうち、合格したのはわずか9%。

「フィンランド教員のスキルが高いわけ」より
【フィンランドで教師になるまでの流れ】
①教育学部の教員養成学科に入学
・志願者はまず全国統一の筆記試験がある。
・筆記試験の内容は、教育5分野の専門書を読んで基本事項のチェックとテーマのあるエッセイ (教育学部に入る前に教育学を勉強していないといけない。この段階で約8000人の志願者が3000人に絞られる)。
・各大学で、コース別(小学校担任か、中学以上の教科担任)で筆記試験(志願者が千人程度まで絞られる)。
・最後は個人面接とグループディスカッションで、6人の試験官が独自に採点した結果を集計して、数百人の合格者を決める。入試倍率は13倍程度。

②大学入学後
・1年生の時から毎年数週間の教育実習があり、実際に教育現場で子供に触れながら教育学を学ぶ。
・教育学部1年生から、3~4週間の教育実習があり、最初の課題は生徒1人1人の観察。
・最終学年5年生の教育実習は、実際に授業を担当する実習で、期間は1ヶ月が2回。
(教員資格を取った瞬間にはもう、かなりの教育実習を積んでいて、子供への対処もかなり経験している)

③教員採用
・フィンランドの学校はほとんどが公立だが教員の採用は、学校単位で行われる。
・教師を雇うのは学校であり、校長や学校のスタッフと保護者代表が採用委員会を作り、面接を行って教員を雇う。
・公立学校の教員は地方公務員になるが、教員の契約は3~5年契約で給与額も学校ごとに決められる。
・働きぶりが良くなければ契約は更新されない。
・万が一、問題を起こす教師がおれば、保護者から校長に連絡が行き、校長は自治体の教育委員会に申請すれば、その教員をクビにすることもできる。
・教え方のうまい教師は、契約期間が終わると給料の良い学校に引き抜かれ、やる気のない教師や良くない教師は保護者から校長などに通報されクビになるようになった。

④教員採用後(役割・裁量権)
・フィンランドでは1995年に大きな教育改革が行われて、学校の裁量権や教師の裁量権が大幅に認められるようになった。
・生徒の評価は、単なる知識の確認テストではなく、エッセイやレポートなどの作文を元に、生徒自身の習熟度を評価する方式。
・いかに子供の「やる気」を引き出せるかが教師の主な仕事。
・国や自治体、企業などが提供する教員向けの研修プログラムは人気になり、また複数の指導資格を持っていると就職に有利なため、大学を卒業後も大学に通い、新たな資格取得を目指す教員も増えた。
・自由に授業を行える大きな裁量権が与えられたが、仕事のコストパフォーマンスが良くなければ、職を失ってしまうリスクも課せられた。 (教師には、日夜スキルアップしないといけない、強烈なインセンティブが生まれた)

「やる気を引き出す」「社会で通用する能力を身につける」大きくこの2点を軸に、「授業」にこだわって教師が日々研鑽している様子がうかがえます。「子どもの主体性を育むには、まず講師が主体的に学び成長すること」。今後も日々の学びと実践を継続していきます。

【参考】

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「フィンランド教員のスキルが高いわけ」
「フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選」

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フィンランドの教育①~子どもの将来を最優先する教育~ [海外教育事例]

フィンランド教育の紹介です

【概要】
・PISA2003学力世界1位
・PISA2015(科学的リテラシー5位/数学的リテラシー13位/読解力4位)
・2016年8月からカリキュラム改訂(フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選
・新カリキュラムでは、複数の教科にまたがった横断的な教育を行う時間を最低でも1回設けることを義務付け
・大学まで授業料無料
・教材・給食も無料
・少人数学級(24人以下)
・教師:全員が大学院修士課程修了者(教師が学び続ける事が求められる)
・グループ学習重視

【理念】
・落ちこぼれをつくらない(競争ではなく助け合いを重視)
・社会で通用する教育(生きるための知識と技術を身につける)
・一人一人の特性やニーズに応じ、それを最大限伸ばせる教育
・勉強よりも重視するのは、自分のことは自分で決めるというスタンス
・一人一人が主体的に学べているかが重視される
・学習者の「自律と発見」を重視
・経済的自立を意識した教育

最も印象に残ったのは、フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選に記載さてている、以下の質問に対する返答です。

質問10:新カリキュラムによって、OECDの学習到達度調査(PISA)によって得られた「学力世界一」の評判が落ちるのではないですか。
⇒そうかもしれませんが、それがどうしたというのでしょう。「フィンランド的考え方では、PISAランキングの意義は取るに足りません。PISAは血圧測定のようなもので、時々自分たちの方向性を確かめるうえではよいですが、それが永遠の課題ではないのです」と、教育専門家のサルベリは断言します。「教育上の決定を行う際、PISAを念頭に置いてはいません。むしろ子どもや若者が将来、必要とする情報こそが大事な要素となります」

目先のテスト結果に囚われない、フィンランドの教育・新カリキュラムの成果に注目していきます

【参考】

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フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選


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主体性を育むために⑤~オランダ教育に学ぶ~ [海外教育事例]

岡田尊司氏の著作から、オランダ教育についての紹介です。

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子ども達の生活満足度が高いオランダ。オランダ教育はその教育内容自体も学びに溢れていますが、今日は教育制度に注目して、その特徴を確認したいと思います。

【オランダの教育制度】
①中高一貫教育
小学校卒業後に、適正に応じて以下の3つのコースに分かれる。
1.VWO(大学進学コース)6年制⇒大学進学希望者のためのコース
2.HAVO(高等職業専門学校準備コース)5年制⇒高度な専門技術を学びたい
3.VMBO(中等職業専門学校準備コース)4年制⇒手仕事的な職業技術を身につけて早く働きたい

決めきれない子のために、最初の2年ぐらいは2つのコースが併設されたクラスが設けられていたり、途中のコース変更も可能なようですが、小学校卒業後(つまり、12歳時)に、将来につながる選択をするという事ですね。
しかも、2016年から、適性を判断するための「中学入試センター試験」も導入されたそうです。
問題も個人別?オランダで画期的な「中学入試センター試験」実施へ(まぐまぐニュース)

子ども達が中学進学時に進路選択ができるのも、小学生の間に主体性を育む教育ができているからこそ。オランダの小学校教育の特徴を以下に整理します。

②オランダの小学校教育の特徴
オールタナティブ教育(モンテッソーリ・シュタイナー・イエナプラン・ダルトン・フレネイ等の代替教育)が発展し、公教育にも影響を与えている事が下記の特徴にも影響しているようです。
多様な教育スタイルの中から、生徒・保護者が選択するという要素が強いので、小学校ごとに違いがありそうですが、大きくは次のような特徴がありそうです。
1.一人一人のこどものニーズにあった教育
2.時間割を自分で決めさせる
3.自主学習の時間を重視
4.中学受験・高校受験・大学受験がない
5.自分で調査・議論・報告といった実践的な能力を評価
6.全国一律の教科書がない。教師が自由に選ぶ
7.教え合いを教育の根幹として利用
8.縦割り教育が多い
9.体験的・具体的教育を重視

特徴はたくさんありますが、受験がないので、塾もない。偏差値もない。競争が勉強の目的にはならないので、「純粋に学びたい」という意思が芽生えやすい環境になっているといえそうです。

【学びの活用】
子ども達には、オランダ教育の事例も交えながら「普通科高校→大学」という選択が決して当たり前の事ではないこと。
「学びたい事・将来やりたいこと・好きな事」をあまり考えないまま小中学校の生活を終える事が決して当たり前の事ではないことを伝え、自分の進路選択と向き合うきっかけを与えていきたいと考えています。

オールタナティブ教育の中身や、他国の教育環境についても継続して学んでいきます。


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